昨日の投稿の続き
↓昨日の話
夜半に目が見えない女性を
タクシーに乗せるお手伝いをした私
残念なことに
一台目の運転手さんは
『目が見えない方なのでお手伝いをお願いします』
と言う私の言葉に
返事もなく、二回言っても返答なし。
目が見えないその女性は気丈にも
『私はこの車には乗りたくありません』
と私に伝え、私は次の車にその方を誘導し、
彼女と笑顔でさよならしたまでが昨日の投稿。
さて
彼女をタクシーに無事乗せた私は
次は自分の番だ。
私は一瞬迷ったけれど、
その返事をしなかった運転手のタクシーに
乗った。
自宅の住所を運転手に伝えると
車はすぐに動き出したが、
運転手はボソボソと言った。
『この車には乗りたくないと言われて。
お手伝いをしてくれって言われても
何をしたら良いか知らないし』
運転手の歳の頃は40前後かな。
その風貌、話し方から
コミュニケーション力はあまりないと思われた。
どう答えよう。。。
私はあまり大きくはない声で
『目の見えない方への援助の仕方を
教わる機会があったら良いかもですね』
と言った。
彼は、
『講習会って言っても、、、』
とまたボソボソ言った。
彼の運転は丁寧だった。
私は、
目の見えない彼女は無事家に着いたかなあ。
この運転手さんにかけている言葉は
これで良いのかなあ
などと考えながら
結構長い時間を
運転手さんと二人で過ごしたが、
不思議に彼に怒りは湧かなかった。
静かな運転で
静かな時間を過ごし
家に着いた。
『カードは使えますか?』
『はい!使えます!』
彼は明るかった。
彼とはもう会う機会はないだろうから、
私の対応で良かったのか、
もっとはっきりと言った方が良かったのか、
はたまた、乗車しない方が良かったのか
うーん
わからない。
ただあの自信のなさそうな彼が忘れられず、
障害のある方も自信を持って乗せられる運転手さんに
なってくれたらいいなあと思った。
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