カラオケで歌えた!
え?今まで歌えなかったの?
はい、歌えませんでした。
と言うか、
一人で歌うのが好きじゃなかった。
でも、数年前
急に歌を習いたくなって
ナツキボーカルスクールに通い出した。
先生は成田めぐみ先生
『むつみさんは歌えるのに
歌えないと思い込んでる〜』
とか、
『出だし、気合いだから!』
とか言われた。
どうも歌に、私の潜む心が出るようだ。
そして昨日、
めぐみ先生から言われたのは、
『だいぶよくなってますよ。
ただ、間があるの、遅れる』
そっか
『先生、私夕方から
カラオケスナックに行くから練習してきます』
で、17時から謡の仲間が経営する
カラオケスナックにやってきた。
昔からカラオケは大っ嫌いだったけれど、
自分の中の何かが変わったらしく、
その小さなスナックに行く気になったのだ。
ただし、
人に聞かれるのはちょっと。。
だったので、早くに開けて貰った。
昭和漂うスナックを
私はすぐに気に入った。
まずは飲んで喋って
あー楽しい!
だけど、
歌わなきゃあ!
で、麦の唄を歌い出したら、
先生に言われた間を取る意味がわかった。
歌詞から遅れるのだ。
そして、
この歌い方は亡き父の歌い方だった。
そっか
お父さんを真似ていたのか。
次は糸を歌った。
心に染みる歌だった。
この歌、夫婦の歌だったんだなあ。
歌った後は
いっぱいママと喋った。
楽しかった!
歌って楽しいものなんだね!
また風に乗った。