何とかの冷や水?

TTMゆいの中野むつみです。

どうゆうんでしょうね。
昔から、行けー!みたいなのが好き。

例えば、
看護婦時代は、

当直の時、
救急車が何台も来ると燃える。

さあ!やるわよ!
みたいな感じだ。

だから働いた場所も、
安定はなくERみたいな病棟だったり、

できたばかりの病院で
新米看護師たちと

行くわよ!と、
深夜まで働いたり。

それは仕事が変わっても同じで、
私のもう一つの職場、

補償セミナリーというところでは、
数年前まで山の木の調査をしていた。

これは、
道なき道を登り、

測量のボッコを目印に、
斜面に生える樹木をぜーんぶ調査する。

いやはや大変。
運動をしたことは一度もない私には、

全く不似合いな仕事だったけれど、
ただ一つ私にあっていたのは、

困難な山になればなるほど
燃えるのだ。

ただし、
会社に戻ってからは死んだようになるが。

その癖が、
なんと福井で出た。

福井には
まちづくりの首突っ込みで行ったのだけれど、

暗渠が潰れ、
山の水で古民家が水浸しになるのを

止める工事を
北海道の仲間がしに行ってくれたのだ。

で、
私は見学のはずが、

側溝に詰まった泥と
そこから生えた雑草を取り始めたら、

悪い癖が出た。
よっしゃーやるわよ!

相棒は
泰伸データウエアの小林会長だが、

彼女は日頃から
山の木を植えたり、

なんだかんだと肉体労働をしているから、
なれたものだが、

私といえば、
その山の木の調査も8年もしておらず、

今は
着物を着て

おほほおほほ
と生きているのに、

スイッチが入っちゃったんだなあ。
悪いことに。

おまけに、
この日も着物姿だったのに、


着物を端折りあげ、
その下にズボンを履き、

上はウインドブレーカー、
もち、長靴だ。

これらは持ってきていた。
荷物の中に。

だって、
現場の必需品だったから。

いやはや、
小林さんもまさか、

ジャンバーの下に帯があるとは
気がつかなかった。

たった30分間、
よいしょよいしょと、

草を抜き
泥をとり

やっただけなのに、
これが疲れた。

が、
疲れが出たのは翌日だ。

新横浜で行われたインタビュー本番では、
顔はむっちりと腫れ、

足腰は痛く。
あーそうだよね。

私ができる労働ではなかった。
でも、どうにか腰を痛めずに終わったのは

帯のお陰だ。
帯がコルセットの役目をし、

私の腰を守ってくれたのだ。

当たり前に汗だくになったが、
この着物は優れものだった。

全くシワにならない。
一体何という着物だろうか。

リサイクル着物だけれど
まだ、躾糸が付いていた。

これは出張には、
もってこいの着物だわ。

良いお買い物をしたわ!
でも、

今度からは
肉体労働は若者に任せよう。

と、
思う。

TTMゆいの中野むつみでした。