何事も飛び石はダメね!

TTMゆいの中野むつみです。

根がせっかちなのか、
歩んだ人生の結果なのか、

私は急くたち。
なのですが、

だってねえ、
3人の娘を育てながらの共働きで、

仕事は看護婦だったわけです。
コロナじゃあなくても、

看護婦さんの仕事は激務で、
それも決められた時間に

絶対しなければならず、
そりゃあ頭と手足はフル回転。

なので、

何が急ぐか
何が重要か

常に考えて
明日でも良いものは明日、

来週でも良いものは来週、
と、

ジャッジしていくのです。
そのくせは、

あ、やっぱりくせですね、
そのくせは抜けず、

今回、
札幌きもの学院の

遠藤院長に
着物の着付けを習うことに

なったのですが、
私はまず希望を言いました。

『私、着物は多分
そこそこ着られるから、

帯を締められるように
して下さい。

そしたらきっと
どーにか着物で出られるから』

着付けのお教室には、
ちゃんとスケジュールが

あるんですが、
私はそんなこと御構い無し。

で、
始まったのです。

むつみさん流
せっかちなスケジュールで。

遠藤院長のすごいトコは、
私の話を否定しないこと。

はい、
よろしいですよ。

では、
名古屋帯から始めましょう。

私は毎回着物を着て、
帯を締めずに学院に行き、

習って締めて帰ってくる。
を繰り返し、

一度だけ、
家で自分で締められたのです。

お道具という帯を締めるのを
助けてくれるものを使うのにも、

慣れました。
そんな時、

ふと自分の着物姿を見たら、
美しくないわけです。

変だなあ。
と、

遠藤院長に聞きました。
先生は、

『下着ですね。
順番が違うのですね』

と言って、
正しい付け方を教えてくれました。

本来、着付け教室では、
着物の下着の話から始まり、

半襟の付け方なども習ってから、
着付けに入るのです。

帯は着物を
ちゃんと着れてから。

なーるほど。
と、私は下着の付け方から、

習い直し。

で、

遠藤院長曰く、
『昔の着物は生活着でしたが、

今は、如何に美しく見せるかが
大切。

と言うより、
美しく着ることが目的ですね』

へえええ!
そうかあ!

とっても納得いきました。
だから補正下着は重要で、

少々暑くても、
美しさを優先!

おおおおお
今までの私の生き方と

だいぶ違うけれど、
どーせ着るなら、

美しく!
で、

下着の付け方から
練習を始めています。

そしたら不思議、
一度は一人でできた帯が

結べなくなったのです。
お教室ではできるのに。

多分、
着物の神様が

着物をちゃんと着られてこそ、
帯が美しく締められるのだわい!

と、呪文をかけたのに
違いない。

なので、
今日も下着から、

美しく着物を着る練習です。

おばあちゃんの帯は

しばし休憩。
何事も、

基礎、見えないところが
重要なのですね!

TTMゆいの中野むつみでした。