初本格オペラ鑑賞!

TTMゆいの中野むつみです。

本格的オペラ!
初完全鑑賞!

と、
もう直ぐ68歳で

恥ずかしいけれど、
これもご縁と初めてオペラ会場にやってきた。

去年からオペラを観る機会が
あったけれど、

それはいつも
プレ、というか

お試しオペラで、
オペラってこんな感じよ〜

敷居が高いと思わずに、
観にきて〜

的な軽い感じだったから、
全部で5回観たけれど、

飽きることもなく
楽しく感動して聴いて観たけれど、

今日は本格的で
【フィガロの結婚】!

名前だけは知っていて、
カバーキャスト版の

こんなお話!的な
オペラは観たけれど、

さてさて
本番はどんな感じ?

と思いつつ、
会場は札幌では一番新しhitaruだし、

ものすごく音響効果が良くて
最上階が音は一番良いと聴いて

席は最上階の真ん中にした。

高所恐怖症だけど、

柵が付いているから
安心だ。

で、始まると、
当たり前に、

イタリア語。
字幕はつくけれど

読んでいると疲れるから
あらすじはわかるので

後は雰囲気で感じようと
途中からは字幕は見ず。

そして
オーケストラは札響だから

音楽を聴いているだけも
気持ちが良い。

で、
そのオペラ、

マイクも使わずに
最上階の席まで綺麗に聞こえる。

若いスザンヌ役は
柔らかい綺麗なソプラノ、

伯爵夫人役は
大人のソプラノで、

役によって
声質も違うのね〜

なんて
うっとりしながら聴いたが、

何よりも
動きが演劇とバレーを

組み合わせたようで
びっくりした。

両手の動きは
バレリーナー!

悲しみも
喜びも

体全身で表して、
そして歌うのだから

こりゃあすごいわ。
細かなセリフがわからなくても

この踊りと歌を
見て聴いているだけで

面白い。

お能は日本のオペラと
言われているが、

確かにそうかもしれない。
ただ、お能のお仕舞いは

動きが大きくないけれど、
今日のオペラは、

踊りも結構な動きに感じた。

そして、
一話が長いのねえー

お能も初めて観に行った時、
ええええ!とびっくりしたけれど、

フィガロの結婚も長い!
50分が二幕あり、

合間に25分ずつの休憩、
そして、三幕四幕は

休憩なしで1時間半、
全部で何時間?

だけど
それが飽きない。

最後に向かうにつれ
感動はピークになって

よくわからないけれど
涙が出てきた。

クラシックは詳しくないけれど、
モーツァルトの曲は、

人間模様のゴタゴタも
苦しみも憎しみも流してくれるようで、

最後に、
伯爵が伯爵夫人にゆるしをこうと、

『私はあなたより優しいから
許してあげる』という歌に

思わず、
笑ってしまうユーモアもあり、

なんだか
心が幸せになって

素晴らしいhitaruを
後にした。

TTMゆいの中野むつみでした。