古き良きもの

TTMゆいの中野むつみです。

人の出逢いは不思議。
小樽に何も興味がなかった私が、

10年前の9月
突然閃くように小樽にNPOを

つくった。
仲間は知らない人ばかりで

あーだのこーだのあったけれど、
国土交通大臣賞審査委員長賞を頂けるまでに

そのまちづくりのNPOは成長し、
今は、

この人無くして小樽は語れない!
と言う方が代表となり、

2年続けて、
旧寿原邸の管理を任され、

土日祝日に一般開放の他
色んなイベントを行っていた。

が、
コロナで今年2回目の休館になった。

仕方なし。
旧寿原邸と言うくらいだから、

昔は寿原さんの家だったわけだが、
家と言っても豪邸で、

でも、
なんと言うのか

どこか西洋の匂いもする家。
いわゆる古い由緒ある豪邸は

本州にもたくさんあり、
豪邸を競うなら、

うーん、
だけど、小樽の豪邸は

洒落ているのだ。
雪に耐えるのだから

柱や梁は立派だけれど、
どこか都会的だ。

そんな旧寿原邸は
ファンも多くて

去年はコロナの中でも
2000人近い方に来て頂いた。

今年は、
開いては閉じ、の繰り返しで、

中々来館者は伸びず
ただ今856人。と言うところで、

一時閉館となった。
あー残念。

なので、
旧寿原邸で水まきをした写真と

内部の写真、


そして!なんと!

上からの写真をお見せしましょう♪
いいでしょ!

でも、
小樽の良さは

色々あって、
普通の街並みが魅力なのだが、

実は小樽好きが愛してやまない家々が
三角屋根の家。

マニアックな方達が
よくこの家の写真を撮っている。

うーん
小樽のこの場所にあるから

また良いのですよね〜
で、

このうちの2軒を
NPOでマッチングしたが、

そのうちの一軒が
金継ぎ工房になっているのだ。

金継ぎって
知ってはいたけれど、

実際に見るのは初めてで、
割れた焼き物たちが

金継ぎをすると
価値が上がって生き返る。

そんな感じだ。
その金継ぎ工房をされているのが

村岡さん。
本州で金継ぎの修行をされ、

小樽に移住して
小樽札幌に金継ぎを広めている。

小樽で結婚されて
お子様もできて幸せいっぱいの

ステキな女性なのだが、
その村岡さんが今度金継ぎの展示会を

札幌で開かれる。
場所は札幌資料館だ。

なんと金継ぎにぴったりの
場所だろうか。

密にならないように
感染防止に万全を期して開くそうだ。

コロナで心まで縮みそうだが、
日本の伝統工芸で

割れた焼き物たちが
生き返る様を見たら、

元気が湧いてくる気がする。

古き良き建物も
器も

人が使ってこそ
息を吹き返すのだと

小樽は教えてくれている。

TTMゆいの中野むつみでした。