夫婦の距離感

TTMゆいの中野むつみです。

結婚ってどうしてするのかな?
なんて、結婚歴43年にして考える。

それはインタビューを始めて、
色々な愛や結婚のありようが

あることを知ったから。
で、そうすると、

俄然結婚に興味が湧くから、
自然に結婚情報が入ってくるわけだ。

あれは10年くらい前だろうか。

妻は東北の大学教授、
夫は沖縄の大学教授、という方を知った。

子どもは3人。
妻が一人で育てていて、

年に数回
家族の時間を持つという。

へえええ
すんごいなああ。

と、
その時は思うだけだったが、

今は
そういうご夫婦、

結構いることを知った。

夫婦だから一緒にいる。
家族だから一緒にいる。

そういうことでも
ないらしい。

我が家の場合
理想の夫婦は夫の両親だった。

何せ
仲が良かった。

義父が70歳で仕事を辞めた後は、
夫婦はいつも一緒だった。

義母のいるところに
義父がついていく感じだろうか。

義母は
駒子の紙人形の先生だったから、

自宅に生徒さんが多く来ていたが、
義父は空気のようにそこにいた。

いつも笑顔で柔らかい人だった。
もちろん、夫婦で声を荒げることもなく、

義父は若い時は社宅では有名な
マイホームパパだったという。

良いなあ
こういう感じ。

と思っていたが、
実際はこうはいかない。

まず、
私が穏やかではないらしい。

そして、
お互い自分の時間が大事。

だからといって
休暇中に別行動をする発想はない。

それでも若い頃は
夫は子どもを連れて仲間とキャンプ、

私は家でゆっくり。
もあったけれど、

今は
子どもと言うクッションもないので、

なんとなく
一緒にいる。

と書いて、
あ、違うな!

と、
気が付いた。

夫が私に
合わせてくれているのだ。

この連休、
1日は小樽の旧寿原邸イベントがあった。

雛人形の展示だ。
夫は、この雛人形の送迎をしてくれた。

それも
ほぼ一人で寿原邸の三階まで

運んでくれた。
帰りも同じ。

2日は温泉好きの私に付き合ってくれて、
南区の宿に泊まった。

3日はお墓参り。

そして今日は、

一緒に
私の母をホームに訪ねる。

有難いなあ。

きっと夫婦には
その夫婦にあった距離感が

あるのだろうな。
うちの場合、

もしかしたら
今の距離感が一番良いのかも知れない。

私は自由に動き回り
お泊まり出張の時もある。

それ以外は
夕食は一緒。

でも、
昼ごはんまで毎日一緒だと

私の負担感が増す。
お互いの仕事には口を出さず、

見守って応援。
この4月から、

この感じになった。
私が夫の会社からほぼ引いたので。

結婚をなぜするのか
続けるのか

よくわからないけれど、
きっと幸せだから続けているんだなあ。

さてと、
母の日に娘から貰った

可愛い不織布マスクのお裾分けを持って
母のホームを訪ねよう。

母が産んでくれたから
今日のこの幸せがあるのだから。

TTMゆいの中野むつみでした。