母性か?な。

TTMゆいの中野むつみです。

昨日は、
京都大学名誉教授の

岡田先生の講演をお聞きしました。
3時間、寝ないで聴けるかな?

と不安でしたが、
まあお話がお上手。

あっという間の
3時間でしたが、

この講演会、
実は、

父兄付き添いの
気分で参加したのです。

主催は、
北海道中小企業家同友会。

ここでは、
社員、経営者を対象とした、

同友会大学
というのを開催していますが、

その一授業なので
ありました。

で、
私が副社長をしている会社の

部長が、
この同友会大学に

行くことになったのです。
これは普通の研修会と違い、

週一授業が8ヶ月間続きます。
レポート提出も厳しくて、

点数もつくんです。
卒論もあります。

卒業できずに、
途中でやめちゃう方も

出るんです。
実は私も、

12年前に受けて
卒業しました。

講師も北大の先生をはじめ、
すごい方々が続きます。

そこに部下を出すわけで、
そーしたら、

急にお母さんの気分に
なっちゃったんですね。

もちろん、
席は違いますよ。

私は後ろの方に
座りましたが、

前に座っている部下のことが
気になって仕方がありません。

そーしたら、
先輩の経営者の皆さんに

笑われてしまいました。
そーですよね。

キャハ
恥ずかしい。

でも昔、
子どもが始めて小学校に行く時、

ちゃんと行けるかしら?
と、心配でした。

私は口とは裏腹に、
かなりの過保護ママ。

娘たちには、
そうお?放任だったでしょ!

と、
言われそうですが、

密かに
過保護だったのですよ。

長女が高校に入った後、
お弁当を忘れていき、

職員室に電話を入れたことが
ありました。

娘がお弁当を忘れました!
どうしたらいいでしょうか?

電話に出られた先生は、

売店もありますし、
どうにかなりますよ。

先生の声は明らかに
呆れ声でした。

そうですよね。
はい。

と、
電話を切りました。

その後、
私は仕事が忙しくなり、

朝が早い娘たちの弁当を
作れなくなりました。

母らしくしてやれないと
自分を責めたり、

仕方ないじゃん!
と思ったり、

心が揺れていたと
思います。

3人の娘たちを
みんな本州の大学に入れたのも、

札幌に置いたら、
いつまでも過保護に

しそうだったからです。
基本、過保護資質なんですね。

だから、
大の大人のそれも管理職の社員なのに、

心配でついて行っちゃう。

『僕の方が心配ですよ。
むつみさんが転ぶんじゃあないかと』

そんな社員の声が
聞こえそう。

でも、
たまには、

そんな母性が見え隠れしても
良いのかなあ。

我が子を谷に突き落とすのが
父の獅子なら、

我が子の傷を
舐めるのが母親の獅子。

どちらも
必要なのでは?

なんて思います。

TTMゆいの中野でした。