着物されど着物

TTMゆい中野むつみです。

今週は、久しぶりに洋服week。
これが疲れる。

いつのまにか
体が着物仕様になったらしい。

先日、
株式会社和光の田中社長のインタビューをした時、

田中社長が仰っていた。

『日本人が
洋服を着るようになってからの歴史の方が

着物より遥かに短い』
確かにそうだ。

着物の形にも移り変わりはあるが
布を体に巻いて、帯で締める。

のは変わらない。
だから、

日本人には
着物を着るDNAが流れていると。

いつのまにか
着物が高価なものになり

洋服の手軽さと安さから
日本人は着物を忘れちゃったけれど、

一度着だすと
そのDNAが目を覚ますのか、

私はすっかり
着物の方が楽になってきた。

と言うものの、
未だに着物を着るには時間がかかる。

よって、
本日のように鍼灸治療の日は

着物を着られない。
あー残念。

なので
本日はお洋服だったが、

帰ってきて
一休みしたら、

二部式に着替えた。
これは帯がないから

超楽ちん。
昔、流行ったようで、

叔母からの形見の中に入っていた。
もう一つ欲しい!

と、
叔母の写真に向かって言ってみたが、

笑ってるだけだ。

買い求めたいけれど、
今は売っていないらしい。

まあ仕方ない。

せいぜい楽に着物が着られるように
なりまする。

来週は、
月火金土日と着物を着る。

普通の着物と名古屋帯は
自分でどうにかお太鼓ができるが、

実は日曜日が曲者。
江戸小紋に立派な袋帯を締める。

帯は叔母か祖母の形見で
大昔のものなので今プレスに出している。

自分で締めるのは
おぼつかないから、

ホテルの美容室で
着付けをして貰おうとしたら、

予約がいっぱいでダメだった。
よく見たら大安吉日だった。

川崎市なので
土地勘も店感もないから、

自分で締めるしかない。
お能の先生のインタビュー本番だから

どうしても
この帯を締めたいのだ。

あとは練習するのみだから、
明日と明後日は

もう一つの立派な袋帯で
練習予定。

できるかな?
だけどやるしかない!

でも今日は、
この二部式でゆったり過ごす。

本日は
今週の花を宮村さんが

持ってきてくれる。
花から綺麗な気を頂いて

明日は
着物の神様と向き合おうかな。

着物は着るのも
帯を結ぶのも

そして
畳んでしまうのも

どこか
自分と向き合うようで

気持ちが落ち着く。

着物を残してくれた叔母の写真の前には、
蕾から咲いた花を飾っている。

本当に堅い蕾だったけれど
咲いた。

茎が細くて折れたので
この食器に入れてみた。

可愛いでしょ?
叔母と叔父に言ってみた。

私を実の子供のように
可愛がってくれた叔父と叔母。

だから
形見の着物が体に馴染むのだろうか。

さて
袋帯の特訓、頑張ろう!

である。

TTMゆいの中野むつみでした。