空想の中へ

TTMゆいの中野むつみです。

たまに
私、なんでこんなことをした?

と思う時がある。
例えば、

甘いものはほとんど買わず、
たまにケーキを貰うと

これは赤ワインのお供にしよう!
と思うくらいの飲兵衛な私が、

急に何を思いついたか、
大福を買って

自分で苺大福を作ってみた。

このイチゴは
昨年の3月に

長年勤めた会社を辞める時に、
『何かお好きなものをお買いください!』

と頂いたギフトブックから選んだ苺だ。

断捨離世代だから

これ以上モノは増やしたくないなあ〜
なら、おいしい果物を貰おう!

と、年4回届く高級果物を
選んだのだ。

最も果物も食べきれず
助っ人たちに渡していたが、

イチゴは足が早くて
食べるっきゃない!

だったが、
そうだ!苺大福を作ってみよう!

と思い立ったのだ。
ただですねええ

たったの130円も自分が食べる大福に
お金を払うのはもったいない。

で、サザエの30円引きにした。

十分美味しいし
柔らかい。

この日に食べるんだから
いいんじゃない?

だ。
で作ってみた。

美味しかった!
へえ〜

しかし
多分いちごの値段を考えると

超高級苺大福だ。
まあ美味しかったけれど、

なんで
こんなことをしたんだろう。

私の中に別人が入ったとしか
思えない。

例えば、
昨日のブログに書いたような

68歳を前に振袖を着るのは
私の中では十分にありうることだ。

電車で隣の席に座った女性が
アドラー心理学の資料を読んでいたから、

そうだ!学びに行こう!
も、十分にありうるし、

私はこの活動の理念を知りたい!
と思えば東京にも聞きに行くし、

まあ一番は
友人が『インタビュアーに向いてるよ〜』

と言ったからと
本当にインタビューを始めるのも

人から見ても
『中野さんならね』だろう。

が、
苺大福を作って食べたのは

やっぱり別人だと思う。
さて、彼女は、多分彼女だと思うが、

誰だったのだろうか。
きっと甘いものが好きで

でも、
その方が生きていた時代には

いちごも大福も
もしかしたら餡子も

なかったかもしれない。
時代を超えてやってきたその魂は

あら、
この時代にはこんなものがあるの?

あら、いちごって美味しそう。
あら、お餅はどうして

いつまでも柔らかいの?
中に入っているのは何?

まあ!小豆を煮て甘くするの!
何を入れたら甘くなるの!

干し柿より甘いものがあるの!
食べてみたーい!

だったら、
この女性の中に入って

食べてみようかしら。
このひと、防御が甘そうだから。

なんて言って私の中に入り
『そうだ!苺大福を作ろう』

と思い立たせるのだ。
で、食べて超満足!

なんだか
そんなことを考えたら

楽しくなった。
子どもの頃から

空想の世界が好きだった。
次はどんな人がやってきて

私にどんな経験を
させてくれるのだろうか。

空想にはまってしまったようである。

TTMゆいの中野むつみでした。