菊の節句

TTMゆいの中野むつみです。

今日は節句の一つで
菊の日?と、Facebookで知り、

菊の花を買ってきた。

なんでも、菊が邪気を払ってくれるそうだ。

以前、
私は菊が嫌いだった。

実家が神道だったから
菊が家に飾られることがなかったからか、

仏壇を連想するからなのか、
よく理由がわからないけれど、

菊の花が嫌いだったのだ。
そして、

もう一つ嫌いだったのが、
切り花の青物、と言うのだろうか、

葉っぱだけの切り花。
切り花なのに花がないのが変だけど。

それが気がつくと
菊の花も嫌いじゃあないし、

グリーンと呼ばれる切り花の葉っぱも
好きになっていた。

嫌いだった理由もわからないけれど、
好きになった理由もわからない。

我が家には
2週に1回花が届く。

宮村さんと言う三女の友人が
届けてくれるのだ。

ずっと、
菊とグリーンは嫌いと言っていたので

花ばっかり貰っていたけれど、
今はグリーンも入って

気持ちが良い。
好きだとか、嫌いだとかは、

きっと自分で決めつけているだけ、
なんだろうなあ。

なんて66歳にして
思っている。

そう言えば
気がつくと人嫌いはなくなった。

不誠実でずるい人は嫌いだが
そもそも私の周りから

そういう人は
居なくなった。

だから、
嫌いな人がいないのかも

知れない。
なんだか心の窮屈さが

どんどんなくなる気がする。
この【心の窮屈】という言葉は、

来週
インタビューの本番をする、

畠山さんが使っていた言葉で、
とてもわかりやすい言葉だと思った。

私も心の窮屈さがどんどん消えて、
家にいる時も着物を着るようになった。

ただし、
普段着に近い着物だ。

夏場は浴衣で良かったけれど、
昨日は木綿の絣の着物を着た。

これも叔母の形見、
帯は博多の半幅帯、

昔のものは
半幅の幅が今より細いけれど、

ちょこっとずらして締めれば
帯板も出ない。

そして今日は
整形的一病息災の受診日だ。

受診して薬をもらうだけの日なので、
病院にも着物を着て行った。


病院で着物は初だ。
普通は検査で脱いだり、

内科だったら診察があったりするが、
本当に薬を貰って次の診察日を決めるだけ。

だったら、
着物でも良いじゃん!

そんな感じだった。

そうだ!
こんな窮屈もなくなった。

病院の帰り、
母に届けるお菓子を買おうと

三越に行ったら、
お買い物袋を持っていなかった。

前だったら、
レジ袋を買うのに

すんごい抵抗感があったけれど、
今は、

忘れちゃったんだから
仕方がないや!

レジ袋、下さい。
と、すぐ言える。

そしたら店員さんが、
『紙袋でしたら無料です』と、

紙袋に入れてくれた。
ラッキー!

今日は菊の節句
邪気が家から

どんどん消えていく気がした。
TTMゆい中野むつみでした。