祖母の着物で

TTMゆいの中野むつみです。

今日は、
おばあちゃんの着物を着て

お出かけをしました。
祖母が亡くなって30年も経つし、

晩年は着物を
着られなくなっていたので、

40年ぶりくらいで
着物は日の目を見たようです。

紗の着物なので、
長襦袢も付いていました。

一緒にクリーニングに出し、
本日晴れてお披露目となったのですが、

朝、
どれどれと長襦袢を着てみたら、

揚げがしてあって、
つんつるてん。

そう言えば
祖母は小柄でした。

あちゃー
どうしよう。

よし!
揚げをとろう!

祖母は手が効いて、
縫い物は得意でしたから、

揚げも上手です。
というか、

着物を揚げるって、
この字で良いのかな。

おはしょりともいうけれど、
この言葉を知っている人は

少なくなりました。
で、

その揚げを取ったら、
今度は長すぎます。

今日は、
着物の着付け教室だから

あとは
先生に任せようと

長い長襦袢も
短めの着物も

どうにか着ることが

できました。

が、

ふと、
思いました。

着物は、
背が低くても、

切ることはせず、
揚げますが、

長襦袢は多くの場合
自分の背丈に合わせると思うのに、

おばあちゃんは、
こんなにあげて。

もしかしたら、
私や姉が着るかも!

と、
思ったのかな?

そんなことを考えていたら、
急に涙が出てきて

自分でも
びっくりしました。

私は、
今年になってから

着物の着付けを習い、
叔母や祖母からの形見の着物を

着始めています。
会合には出来るだけ着物で行こう!

と思ったのに、
コロナで会合が無くなり、

やっと
自粛解除になってから

着物を着て小樽に行ったり、
今日は、

中小企業家同友会女性部の
ランチ特別例会にも

この祖母の着物で
出かけました。

大先輩の宇山先生が
一緒に写真を撮ってくれました。

着物を着ると
みている方が

勝手に誤解をしてくれます。

優しい日本女性だと。
まあ現実は、

かなり違うのですが、
別に否定をすることでもないので

ほほほ
と、笑っていますが、

今日は髪のお手入れを
忘れていました。

いわゆる、
髪を振り乱して

あっちに行ったり
こっちに来たり。

だったから
ひどい髪だわ。

着物を着る時は
髪のお手入れは大事ですね!

朝は
雲が出ていて

お天気が心配だったけれど、

どうにか
晴れてくれました。

愛する人たちの写真の前の
花も綺麗です。

もうすぐ
初夏ですね。

紗の着物は、
本番は7月8月だそうですが、

着物は
早いのはお洒落で良いそうなので、

このまま
着続けようと思います。

コロナ以降、
なんとなくですが、

日本の心が
恋しくなった気がします。

着物を着ると
眠っていた日本人の心が

眼を覚ます気がします。
祖母の着物が

似合う年になったのが
なんだか嬉しい今日でした。

TTMゆいの中野むつみでした。