かなり真面目に性差のこと。

TTMゆいの中野むつみです。

自分の変化が面白い!
と、思う昨今。

思えば、
始まりは、

『私って、どうしてこんなに
女性の自立は経済力!』に、

拘っているのかしら?
と、

疑問を持つように
なってからだ。

私は、
母親の影響を強く受けて育ったが、

その一つがこれ、

【女性は経済力を持たないと、
思うように離婚ができない】

だった。
母の口癖だ。

なので私の職業選択は、
経済的自立が主眼であり、

手に職!
高収入!の看護婦の道を

選んだ。
別に男性に負けたくないとかは

思ったことはないけれど、
男女に差はない。

全ては社会構造が
差を作っているだけ。

男性は女性を
性的道具として見ている。

まあなんですね。
男性は女性の敵!

までは言わないけれど、
会社では、

かなりのフェミニストと
言われておりました。はい。

それが、
経営者の端くれになり、

中小企業家同友会と言う団体で
学ぶ事になった時、

女性部に入るか、
ずいぶん迷ったのだ。

それは、
女性の集まりはなんだか

怖いし、
嫌な感じなんじゃあない?

みたいな感情が
あったのだ。

が、
入会してみると

そこは素晴らしい学びの場。
それも女性の特性を

良い方向に
伸ばしている女性経営者ばかりで、

目から鱗、
女性ってすごい力を

持っている!
と思うと同時に、

同性の中で学ぶ楽しさも
感じた。

そんな時
聞いたのが、

今は亡き男性の
大先輩の言葉。

【ダイヤはダイヤで磨き、
女性は女性の中で磨かれる】

よく考えたら、
私は中学校から女子校、

お陰で、
リーダーシップを

磨く機会に恵まれ、
学級委員長やら生徒会長も

経験できた。
私はその時から、

その会の女性部の全国会議にも
多く出席させて貰い、

全国の女性経営者の
皆さんの言葉を聞いた。

で、
思ったのだ。

女性蔑視
女性差別

は、
歴史の中でいっぱいあったけれど、

過去と戦うのではなく
未来を、

女性として
作っていけば良いのだ。

と。
性差はあるのだ。

そして、
性差は大事なもの。

女性も、
中間も、
男性も

その性でしか
分からないことがあるのだもの。

ダイヤはダイヤで磨かれ
女性は女性の中で磨かれる。

そんなことを思っていたら、
秋田の仲間が、

女性部を立ち上げた。
それも、

男女共生部会を
発展的に解消してである。

これぞ
前進!と、感動だ。

よく、
女性進出が進んだら、

全国の女性部はなくなる。
と言われるけれど、

私はそうは思っていない。
逆に、男性部ができると

思う。
だって、

同性で集まるって
楽しいのだもの。

性別で人間としての尊厳を
差別するのは論外だ。

なんて思っていたら、
もう一つ嬉しいニュースが

入ってきた。
もうすぐ出産する、

小樽の
金継ぎ作家さんのご主人が、

育児休暇を会社に申請し
快く受理して貰ったそうだ。

性差は存在するけれど、
社会的活動には性差はない。

そんな社会を作る小さな力に
なりたいと思う。

TTMゆいの中野むつみでした。