着物が似合う街

TTMゆいの中野むつみです。

ものすごーく久しぶりに、
明日が楽しみで寝られない!

夜を過ごした。
いつもなら、

たいしたことがない、
というか、

いつも行っていた小樽に
いくだけ、だったのだが、

色々あって
1ヶ月間以上

小樽に
行っていなかったのだ。

多分、
私は小樽の熱愛者ではない。

小樽には、
小樽を愛してやまない方々が、

あっちこっちから
やってきているが、

私は少し違う気がする。
まあよくわからないけど、

とにかく8年前から
小樽の街づくりに関わり、

月一、二回ペースで
小樽に通っていたが、

今年の6月からは、
小樽の旧寿原邸の

一般公開を
小樽市から私たちのNPOが委託を受けて、

やってるわけだが、
その寿原邸がなんとも

しっくり来て、
朝のお掃除をするだけで、

ワクワクしてくるのだ。
1ヶ月ぶりに訪れた、

昨日の寿原邸は、
やはりとても静かで、

玄関を掃いていたら、
汽笛がぼーっと鳴って、

なんだか涙が出そうだった。
寿原邸は日本家屋に

洒落た洋風を少し混ぜていて、
築100年くらいだけれど、

着物がとても
似合う建物。

なので、
寿原邸に行く時は、

着物で行く!と、
決めていて、

昨日は、
祖母の形見の絽の着物で、

行った。
昨日は、

一般参加者は少なかったけれど、
すぐ上の水天宮にお参りに来た人が、

何人も立ち寄って
下さった。

年齢層もまちまち。
私は、

お客様を迎え入れる寿原邸の
奥様になった気分で、

『いらっしゃいませー』と、
声をかけていた。

子どもの頃から、
役になり切るのは、

得意なのだ。
寿原邸は、

三階建てだが、
斜面に立っているので、

各階が一階。
上に行くほど涼しくなる。

が、
一階は結構暑くて、

受付では、
寿原邸の扇風機を

使わせてもらっている。
これは、

戦後のものだと思うけれど、
昭和のものは長持ちするなー

と、
思いながら、

手作り売店【小豆】を眺めていたら、
新しい絵葉書が目に入った。

旧寿原邸と水天宮参道の
絵が描かれている。

好きだなあ
小樽の坂と山。

小樽は、
海に向かう坂と

山に向かう下り坂がある。
海から二つ、山があるのだ。

私は、思う。

多分私の前世は、
小樽人だな。

それも、
富山から北前船で来た人だ。

それは富山に
初めて行った時に

そう思ったのだ。
だから、

小樽を懐かしく
思うのだなー

さて、
今日はその旧寿原邸で

浴衣の着付けをするイベントが
ある。

今小樽は風鈴祭中で
堺町を中心にたくさんの風鈴が、

涼やかになっている。
商店街で浴衣姿で買い物をすると

特典もあるらしい。
着付けのイベント参加費は、

1000円。
浴衣がない方は

販売もしている。
肌襦袢、裾除け、履き物を

ご用意くだされば、
帰りは浴衣姿になれますぞー

朝から素晴らしいお天気。

皆さま、
お日さま消毒を兼ねて

小樽に来られませんか?
寿原邸でお待ちしています。

TTMゆいの中野むつみでした。