心を軽くする方法?

TTMゆいの中野むつみです。

暑い!札幌!
でも、明後日には、

最高気温が21度になるらしい。
うーん、ここが北海道らしいところか。

で、
この暑い中、

真駒内のホームにいる母を
訪ねた。

コロナ以降、
5ヶ月は面会できず、

今は
ビニール越し。

それでも先週までは
手作りのビニールで、

顔もハッキリ見えず。。。
だったけれど、

今日は立派なビニール越しに
変わっていた。

面会時間は、15分。
母は寂しそうだけれど、

毎週会っているという記憶はなくても、
安堵感の貯金は貯まってきたらしく、

泣くことはなくなった。
せめて、

普通に会えたらいいのだけれど。
母は何回も、

『芳ちゃんはいないの?』
と、聞いた。

アルツハイマーだけれど、
娘婿のことは忘れないようだ。

良かったなー。
本当は、土曜日曜に

面会にこれるとよいのだが、
私に用事があって平日がやっと。

悪いなーと思いながら、
毎週ホームに顔を出している。

頭の中では、
認知症の老母を家で看ることは

幸せとは限らない。
おまけに母は歩けるから、

ホームでプロに、
看てもらっている方が安心。と、

わかっているのだが、
それでも良心の呵責なのか、

会うたびに、
悪いなーと思う。

どーもそれが母に伝わるらしく、
私が一人で行く方が、

母も元気がなくなる。
仕方がない。

そう簡単に割り切れない。
でも、

自分の気持ちが晴れないのは
困る。

と、思っていたら、
嘘か本当か、

面白い話を聞いた。
母が願っていると思うことを、

私が声に出して独り言を
いうと良い。というのだ。

それを叶える必要はなくて、
声に出すだけで私の心が

軽くなるという。
信じられないけれど、

今日は心が沈んでいたので、
これ以上悪くなることはないからと、

言ってみた。

『お母さん、一緒に暮らそうね』
あら不思議。

心がすーっと、
軽くなった。

ついでに
って言ったらなんだけれど、

亡くなった義父母にも
言ってみた。

『お母さん、お父さん、
一緒に暮らそうね!』

あれ、もっと心が軽くなった。
これは良い。

あれは、
私の父が亡くなったあとだったかしら。

義母の妹に、
『後悔ばかりで』と言ったら、

叔母は、

『親がどんな亡くなり方をしても
後悔はあるのよ』

と、
言ってくれたが、

母をホームに入れたことだけでなく、
私を愛してくれた今は亡き人たちに、

私は後悔がいっぱいだった。
だから、

口に出していってみた。
『お父さん、会社は芳に任せて!』

あ、これだけは、
実現しますぞー

でも、
全部口に出したら、

本当に心が軽くなった。
ちょっぴり涙も出たけれど、

重たい涙ではなかった。

暫くは、
私一人で母を訪ねる。

お母さん、
いつまでも元気でいてね!

子どもはいつまでも
子どものようだ。

TTMゆいの中野むつみでした。