寒さも宝?

TTMゆいの中野むつみです。

看護婦を辞めて
(株)補償セミナリーで働き出した私は、

全道を飛び回ることに
なった。

北は稚内利尻から
南は函館、東は根室、

オホーツクは、
興部まで行った。

本当に北海道は
広い。

そして、
その出張は現場もあったので、

春から冬までの
北海道の季節も感じられた。

と言っても、
現場は木の調査だったから、

心地よい気温はごくわずか。
夏は暑く冬は寒い。

まあ
寒がりの私は、

ダントツ
寒さが辛かった。

ので、

『むつみさん、そんなに着膨れしてると、
転びますよ』と、

若手社員によく
呆れられていた。

が、
その寒い現場の中でも、

旭川の冬は、
中々の寒さだった。

旭川では、
庭木の雪囲いはしないことを

その当時知った。
気温が低すぎるから、

雪囲いをすると
中で木が凍って死んでしまうらしい。

そのまま
雪に木が埋もれると

凍れないのだそうだ。

寒さの中、
手で雪を掻き出し、

庭木を調べていたこと
思い出すが、

私は昨日、その旭川に
事前インタビューの仕事で

やってきた。
旭川は本当にすごい雪だった。

そして、
これぞ旭川!

と言う寒さ。
気温は、同じ温度でも、

その地方地方で
感じ方が違う。

旭川の寒さは
カキーン!

昨日の夕方
旭川駅に着いた時は、

マイナス8度。
でも、

札幌のマイナス8度とは、
寒さの種類が違うのだ。

その話を
タクシー運転手さんにしたら、

旭川市の標高は
100メートル以上だから。

と、言っていた。
なるほど、

大雪山の麓だものねー
でも私は、

旭川の寒さは
嫌いじゃない。

多分、
風が少ないからだと

思う。
ただし、

カキーン!は
結構カキーン!

だから侮れない。
今回も着物で来たけれど、

長袖シャツと
股引きは履いた。

その判断は正しかった!
と、

タクシー乗り場までの
30秒で確信した。

今回の事前インタビューは
和風旅館扇松園さんで行われる。

高砂台と言う
旭川でも少し高台にあるが、

本当に少しの高台なのに、
雪は街中よりもかなり多かった。

いやはや。
夜、女将と私の友人望月さんと

3人で楽しく語らっている間にも
雪は深々と降り積り、

朝、目覚めると、
窓の外は大雪になっていた。


ありゃあ

駐車場を含めて
扇松園の周りは

扇松園の社員さんたちが
除雪をしている。

今日は
高橋支配人がブルトーザーを

動かしていた。
多くの社員が

ブルトーザーを
動かすことができるそうだ。

すんごいなあ。
そして、

扇松園の駐車場の中にある
お稲荷さんも除雪がされ、

いつのごとく
朝、お参りができた。

冷たい空気に
肺の中が綺麗になった気がした。

カキーン!の寒さと
真っ白な雪。

これも
旭川の宝だなあ

と、思った。

TTMゆいの中野むつみでした。