北海道にあるんですよー歴史ある企業!

TTMゆいの中野むつみです。

人もマチも
歴史って大事だと教わったのは

小樽のまちづくりに関わってだった。
それまでは歴史そのものに興味がなかった。

今は
中高と、

ずいぶん勿体ない勉強の仕方だったと
悔やまれるが、

本日は、
その歴史の持つ意味を

再認識することができたのだが、
場所は札幌グランドホテル。

株式会社和光の創立70周年の
催事場だった。

和光の歴史を
【ものと写真】で表していたのだが、

実は、
こちらの会社は70歳だけど、

元々は
滋賀県から小樽に渡ってきたのが始まりで、

話は
江戸時代まで遡っていた。

維新の前は武家だったので
会場の入り口には立派な刀も

展示されていた。
あ、刀の中身?は入っていないらしいが、

なんと言うのか
あー学がないと説明もできない。

とにかく
家紋の他に菊の御紋もついていて、

ただただ
驚く。

江戸時代から明治という変化と
激動の時代を生き抜くために

小樽に渡ってきた和光のご先祖さまは
苦労を力に変えて

今に歴史をつないでおられた。
すんごいなあ。

で、
もう一つ驚いたのが

明治の時代の小樽の繁栄方だ。
昔は、今の南小樽駅が小樽駅だったので

その繁栄ぶりは素晴らしく
よくもまあ、この写真を見つけたものだ!

と、
恐れ入ってしまった。

株式会社和光、
田中家は

和服の卸業の前に
酒造も行なっており、

偶然、
小樽のもったいない博物館所有の

酒蔵労働着の中に
当時の北京キタノミヤコ(田中家酒蔵屋号)

のものもあり
展示がされていた。

なんでも半纏は、

正式なもので
どこにでも着ていけるが

ここにある労働着は
本当に酒を作るときに

着るものだと聞いた。
こんな綺麗な形で保管されているなんて

驚きだ。

酒器類は、

当時の北京キタノミヤコで
景品として配っていたもの。

あー欲しい!
と、田中傳右衛門会長に

試しで言ってみたが、
当たり前に、

『景品だったのは昔です』と
言われてしまった。

でも、
このおちょこ、

かわいいなあ。
昔はこんな小さなおちょこで

お酒を大事に飲んだのねえ。
と、変な反省もする。

で、
もっと素敵だったのは、

昔の着物である。
なんと粋なことか。

これらは
和光田中家のみならず、

小樽の旧家にあったもので
右端の素晴らしい帯と着物は

旧家に嫁ぐお嫁さんのお付きの人、
簡単に言うと、

お手伝いさんが持ってきたもので、
お付きの人にも

こんな素晴らしい着物を持たせるなんて、
一体当時の小樽の金持ちは

どれほどだったのか!
と、驚愕だった。

最後は、
田中家が和服の卸業に変わった後の

小樽のお店の写真だ。

当時の挨拶状も綺麗に保管されていた。

着物を買わずとも見る価値あり。
いえ、買える方は是非お買い求め下さい。

自称和光の営業マン
TTMゆいの中野むつみでした。