猫の帯

TTMゆいの中野むつみです。

猫が描かれている帯を買った。

なんでも広重の有名な猫らしく、

今日は、初締めだったけれど、
『これ、広重ですよね!』と若い子に言われて、

あ、なんかそんなこと
言っていた気がする。。。

と、頼りなく答えたが、
この帯を買ったキモノハナおあつらえの

臼杵店長に言ったら、
『そうです、絵を使っても大丈夫なものです』

と、教えてくれた。
リーズナブルな帯なので、

広重は真似?
と聞いたら教えてくれたのだ。

有名なものも
時が経つと、

【ご自由にお使いください】が
あるらしい。

私は特別に猫が好きなわけではない。

というか、
次女が小学生の時に

2匹子猫を拾ってくるまでは、
触るどころか、

近くを歩かれただけで
悲鳴をあげていた。

どうしようもなく
怖かったのだ。

だから、
2ヶ月の子猫も触れなかったが、


時がたち、
クロは16年、ミケは23年生きて、

今はあっちの世界に居るけれど、
この2匹のお陰で

今はよそんちの猫に
悲鳴をあげることはなくなった。

なのに
なんでこの帯を買ったのか。

それは猫シェルターを
小樽に作った西谷さんのインタビューを

しようと思ったからなのだが、
コロナの自粛で小樽には行けず、

ならば、
本日のインタビュー本番に締めちゃおう!

と、思ったのだ。
今日の本番は、

TTMゆいのホームページの
絵を描いてくれた工藤洋子さんだ。

前に、
猫を飼っていると聞いていたので

この帯を締めて、
猫の帯留めをしていったけれど、

残念ながらだいぶ前から
あっちの世界に居るそうだ。

あーうちと一緒だね。

でも、この猫は縁起が良いのよ。
なんてったって広重の絵だもん。

それに猫は招き猫と言って
商売繁盛になるでしょ!

なので、
結構頻繁に夏場は登場しそうだ。

インタビューの時は
お相手をイメージして着物や帯を選ぶ。

不思議に
事前に行うインタビューのイメージと

本番は
イメージが変わることが多い。

だから、
着物選びからインタビューの仕事が

始まる感じだ。
着物は帯を替えると

違った着物に見えたりする。
帯揚げや帯締めも

その人をイメージするから、
毎回、着物選びはかなり楽しい作業だ。

今週は
うまく行くと

この後
事前インタビューが2件、

本番が1件と、
ちょっと違う打ち合わせで人に会うので、

今日以外に
4パターンを考えた。

帯が同じでも
全く違うイメージになると思う。

さて、
私の着物選びの感は

当たるだろうか。
そう言えば、

猫も感が鋭いと聞いた。
あっちに居るミケとクロ、

私の着物選びはどうですか?

クロとミケのお陰で
猫嫌いがなくなり、

猫の帯を楽しめるようになって
感謝である。

TTMゆいの中野むつみでした。