小樽

TTMゆいの中野むつみです。

私はきっと
人が好きなのだ。

そして
人と何かを作り出すのが好き。

でもそれは
形が見えないものだ。

2011年
小樽は宝の山だ!と、

気が付き、
人を頼って多くの人たちと出会い、

翌年
NPO法人小樽民家再生プロジェクトを

小樽につくった。
私はその時小樽のことは全く知らなかった。

ただ
小樽は宝の山だ!

と言うことだけは
間違いなかった。

知らない人同士が集まって
よくもまあ続いたものだ。

それも発展しながら。

昨年から
NPOの代表は小樽の石井さんになり、

副代表は小樽の川嶋さん、
事務局長は札幌の山谷智恵子さん、

そして事務局次長は
小樽のUターン組西谷りかさん、と、

体制もしっかりしてきた。
そして、

私は理事も降りて
ただの会員になった。

今回、
ホームページを大々的に作り直すことになり、

昨日
久しぶりに私も会議に参加した。

能力が高い人たちの集団で
ホームページ制作も仲間でできる。

石井さんが作ってくれた資料をもとに
あーだのこーだの

話したけれど、
この資料には私たちNPOの歴史が見えて、

とても感慨深いものがあった。

人と人が何かを作るのは
簡単なようで難しい。

言葉で伝わったと思っても
行き違いはしょっちゅう起こる。

なら文章!と長い文になると、
誰も読まなかったり。。。

お酒を飲んで気心は知れない。

ただ一つ
目的が共有できると

あとは
逃げ出さず

人と人とのほつれを
直していき、

一つ一つ
行動を積み上げていく。

気がつくと
10年の歳月で

仲間の絆は深くなり、
母から息子へ

理事がバトンタッチされた仲間もいる。

昨日、
会議が終わると

石井代表が、

『こんなに集まることは少ないから
写真を撮ろう!』

と言い出した。

良い世の中でカメラがなくても
写真は撮れる。

『私のスマホで撮りましょう!
あれ、どうやってタイマーかけるの?』

と西谷さんが言うと
不動産担当の柴山達明君がすかさず操作。

小さなスマホが
カウントダウンを始めた。

9、8、7、6、5、4、

なんと便利!
そして、

0!で
ニカッ!

みんなはそれぞれに
満面の笑みだった。

小樽は宝の山だから
これでまちづくりを失敗したら

私たちはよほど無能だよ。
と、私は言い続けていたけれど、

途中から違うことに気がついた。

宝の山は本当だけれど
歴史が深くて色々あって、

やり続けて発展させるのは
かなり難易度が高いのだ。

マチにも人格があり
マチにも性格があるのだ。

多分
神様が仲間を授けてくれたのだ。

うまく行くように!って。

さてと
神様と仲間に感謝して

私もまた歩き出そうと
思っている。

TTMゆいの中野むつみでした。