思いつきのように見えるけれど

TTMゆいの中野むつみです。

私は感で動く。
ある意味、思いつき人間だが、

私の中では
思いつきではなく、

どうも無意識の中で何かが繋がった時、
思いついた!状態になるようだ。

その一つが
2011年に思いつき、

2012年に立ち上げた
NPO法人小樽民家再生プロジェクトだ。

小樽の古い民家を見かけはそのままで
中を快適にして暮らしたらどんなにステキ!

と言う思いが湧き上がり、
小樽に知り合いが一人もいなかったのに、

多くの方々がご縁を繋いでくださり、
NPOが実現した。

小樽の古い建物の所有者と
使いたい方をマッチングさせる事業だ。

この時、地元の柱になってくれたIさんは、
小樽愛に燃えている人なんて言葉では表せないほど、

小樽を愛して愛し抜いていて、
去年からIさんがNPOの代表を務めてくれている。

Iさんは、
『うちのNPOでマッチングして

移住してきてくれた人たちを
インタビューしてホームページに載せようや』

と提案をしてくれて、
まずは私がインタビュアーになり、

収録が始まった。
昨日は4人目、

金継師村岡亜佐美さんの
インタビューだった。

ついでにと言っては申し訳ないが、
『ゆいトークの方もお願いします!』と

お願いして、
ふたっつのインタビュー録画をしてきた。

場所は
もちろん村岡さんが借りている小樽の古民家だ。


もうすぐ100歳となるその建物は
所有者の方の了解のもと、

今、村岡さんのご主人で大工さんの
Wさんが大リノベーション中。

ただし、
見かけはそのままで、

中身を暖かく頑丈に変えている。
それはまさに中身のリノベーションで、

内装もできる限り
元の形を生かしているし、

使う材も古材を使い
新しさが出ないように工夫をしている。

村岡さんとWさんは、

小樽に村岡さんが移住して
暫くして出会い結婚した。

お二人のお話をお聞きすると
どうも二人の中を取り持ったのは

この古民家のようだ。
Wさんは、Iさんに負けず劣らずの

小樽愛に燃え、
そして小樽にある古い建物が大好き。

大工さんになったのも
小樽の建物を自分の手で直したい。

残したい。
の思いからではないかと、

思うほどだ。

結婚したおかげ?で、
村岡さんが愛している三角屋根の古民家は

この後
ずっとずっと

村岡さんの工房として
生き続けていくことができるだろう。

NPOを作って、
あー良かったなあ。

昨日は本当にそう思った。
NPOを作ろう!と言った時、

Iさんも、
一緒に集まってくれた人たちも

誰一人として、

『そんな思いつきでNPOを作るなんて』とは、
言わなかった。

うん!やってみよう!
と集まってくれた。

多分、
そうやって始まる思いつきは、

思いつきじゃあないのだ。

一緒に歩いてくれた仲間たち
移住してきてくださった皆様

本当に本当に
ありがとうございました。

TTMゆいの中野むつみでした。