人生は果てしなく面白い。Part🙆‍♀️

TTMゆいの中野むつみです。

人生は果てしなく
面白い。

私は只今67歳。

65歳から
本格的にインタビューを始め、

60人近くの方々の
人生をお聞きし、

生きることの深さを感じているが、
先日思わぬお誘いを頂いて、

改めて
その奥深さを痛感した。

それは、
大昔、たった2年だけ一緒に働いた

お医者さまの個展の
お誘いだった。

私の社会人人生は
看護婦で始まった。

デモシカ看護婦だったから、
『元気が良いばかりで取り柄がない』

と、
初めて働いた病棟の婦長に言われるほど

出来が悪い看護婦だったけれど、
子供が産まれてから急に命に目覚め、

看護に燃えた。
そんな私が、

3人娘たちがいるのに、
通勤時間2時間の病院で

働くことになった。
無謀な決断だったけれど、

『新しい病棟』と言う言葉に
心が動いたのだ。

その時出会ったのが
今回個展を開いた先生だった。

個展には当時の看護婦仲間数人と
もう一人の女医さんが集まった。

がむしゃらに働いた時代だった。
とにかく面白かった。

だから、
30年以上の月日が経って集まっても、

すぐに昔の感覚に
戻れた。

個展は絵画ではなく
版画展だった。

『先生〜凄い!』
アマチュアの域を超えていた。

先生は御年80歳になられるそうだ。
『医者だけではダメだなと感じて、

何十年も前に版画を習い、
書き溜めてきたんだ。

今年の3月で
医者家業は完全にリタイアし、

また新しい道を
歩こうと思って個展を開いたんだ。

懐かしい人たちにも会えて、
嬉しいよ』

その先生は本も出していて、
文系の塊みたいだけれど、

医師としても優秀で
患者さんの気持ちにも寄り添える。

もう一人の女医さんが言った。

『医者って本当は文系なんだよ。
患者さんの気持ちと共に歩むんだから』

ちなみにこの女医さん、
『こんな夜更けにバナナかよ』の

映画に出てくる女医さんの
モデルになった方だ。

私はこんな素敵な人たちと
働いていたんだなあと、

改めて感動だった。

人生は果てしなく
面白い。

私はこの人たちと働いた数年後
看護婦を辞めて株式会社補償セミナリーと言う

全く畑違いの会社で働き、
経営者まがいの立場にもなった。

そして、小樽に、
NPO法人小樽民家再生プロジェクトを

立ち上げた。
こちらは代表を小樽の方に渡して

今は一会員として
小樽に通っている。

そのNPOで管理している旧寿原邸の
今年度の来訪者が1000人になった日、

私は偶然、
受付当番で寿原邸にいた。

3年連続で、
1000人達成現場に立ち会えた。

嬉しかったなあ。
今は、補償セミナリーを

完全退社し、
インタビューと

家ねっと代表と
このNPOの会員として

毎日楽しく生きている。
さあて、

人生は長い。
80歳で慌てないように

先生みたいに
計画的に生きなきゃあ!

人生は果てしなく
面白いから。

TTMゆいの中野むつみでした。