覚悟から全てが始まる

TTMゆいの中野むつみです。

昨日は月形に行ってきた。

株式会社平塚建具製作所
代表取締役会長の

平塚勝也さんに
インタビューを申し込んだら、

あっけなく撃沈、
断られたのだが、

私はどうしても
平塚さんのお話をお聞きしたくて、

インタビューはしませんから、
お話だけお聞かせください!

と、
押しかけたのだ。

月形町に本社を置き、
受注型で

アルミサッシを作っている会社だが、
中々の骨太会社。

13年前から大卒新卒採用に乗り出し、
ただ今22歳から75歳までの男女社員が

48名働いている。

で、
免許がない私は、

札幌駅から電車に乗って当別で下車。

うーん久しぶりの当別。

静かな町だ。
お昼は駅前の

レンガ倉庫の物産館の中にある
食堂でごぼう天そばを頂いた。

このごぼう天、
ごぼうと人参の存在感がいい!

お蕎麦もその存在感に
負けてない。

少々雨も降り
肌寒かったので

あったかいお蕎麦に救われた。

月形までは
当別からコミュニティバスに乗る。

人生初のコミバス。
本数は少ない。

乗車すると
バスは当別町内を走りながら、

お客さんを乗せていく。
同じ線路を3回渡ったから、

そんな感じのぐるぐるだ。
40分ほど乗ると月形に着いた。

人口2800人の町。
ここに毎年若者が

複数名入社してくる会社があるのか。
どんなところだろうか。

好奇心がどんどん膨らむ。
会社に入ると

仕事をしていた社員さんが
ニコッと笑ってくれた。

『一時半に平塚会長と
お会いすることになってます中野です』

というと、
『はい!こちらです』

と、
その若い女性社員は仕事の手を止めて

私を二階に案内してくれた。

『階段が急ですみません、
お着物が汚れませんか』

おお!何という気遣い。

『着物は全く大丈夫です。
それより皆さん、

いつもこの急な階段を
走って昇り降りしているの?』

と聞くと、
女性社員は不思議そうに

はい!と言った。
そうか、若い人は大丈夫なんだ。

古い学校の体育館を
工場にしたそうで、


2階は後付け。
中々のスリルだったが

案内された
アルミサッシ建具で仕切られた部屋は、

オールガラスだから
見晴らしが良くて

気持ちが良い。
このサッシ建具も

新卒社員たちの練習を兼ねて
作られたものだそうだ。

平塚会長のお話は
会社を作られたお父様のことから、

自分が引き継ぐことになった経過や
その時の心情から

新卒採用に踏み切る決断をするまで、
と多岐に渡り、

とてもここに
書き切れるものではなく、

ホント、
インタビューをしたかった!

でも、
最後にその若い社員たちに

直接話を
お聞きすることができたが、

この会社を選んでどうお?
の質問に全員が言ったのが、

『面接で感じたことと実際に働いた時と
ズレがなかった』だった。

平塚会長は、

『中小企業が
複数名の新卒採用始めるのは、

覚悟ができるかどうかです』
と、仰ったけれど、

その覚悟が
面接時の社長の言葉や社員たちの空気と

働き出した時の職場が一緒!と言う誠実さに
繋がるのだと感じた。

帰りは、
法務局にお使いに行く会長に

岩見沢まで送って頂いた。

うーん、

やっぱりインタビューをしたいなあ。
だって、亡くなったお父様のお話も

面白かったんですもの。
次回、また挑戦!

TTMゆいの中野むつみでした。