孫に教わる?

TTMゆいの中野むつみです。

人生はわからない。

まさか自分が
スポーツ観戦に燃えるとは?!

私は生まれながらの
スポーツ音痴。

自分もしないけれど、
観戦も嫌い。

で、
67年間過ごしてきたのに、

去年の夏
札幌で行われた、

全国中学生バスケット大会に
4番孫が出場し、

お付き合いで観に行ったら、
すっかりハマった。

孫だけでなく、
長野伊那中のチームが点を入れると

燃え上がる。
これって面白い!

で、
このお正月は

東京で行われた
ウインター杯なるものを

観に行った。
全国の中学生たちが

競い合う。
もちろん、4番孫も出場だ!

『コロナなので
声を出さずに拍手で応援だって』

と、4番孫の母親、
私の次女に言われたけれど、

他のチームの応援だって、
めっちゃくちゃ声が出ており、

そうだよね!
声が出ちゃうよね!

で、
応援が始まると、

私の足は、
両膝が上がったり、

横にずれたり、
両踵が浮いたり、

選手たちの動きに合わせて
私の足も動く。

何せ
着物だから

両足がセットになって動くのだ。

スポーツ観戦に
着物は不似合いだけど

とにかく目立つので
4番孫にも発見されやすいのだ。

仕事がある夫、三女の婿さんと
学校がある2番孫と3番孫は

応援に来られなかったけれど、

それ以外の中野家族は応援席に座った。
総勢11人だ。

一回戦は
岐阜から父方の祖母も駆け付けたらから、

12人の応援団だ。

行け〜!行け〜!
ユナ〜がんばれ〜


走れ〜
いけるぞ〜

どんまい!
どんまい!

応援席から
掛け声が上がる。

スポーツ少女だった長女と
今もハンドボールの指導者の三女は

応援も本格的だ。
でも、見かけが地味なせいか、

注意もされず、
応援の声は響き渡った。

そして、
一回戦勝利!

やった!
よくやった!

まさか勝てるとは思わなかったね!
と、

長野から
応援に来ている同じチームの

お母さんたちとも
半泣きで喜びあった。

翌日の2回戦は
どうだ?

応援の声にも
更に力が入る。

トーナメント戦だから
昨日のチームより強い。

負けるな〜

そして
勝った!

2回戦まで勝てるとは思っておらず、
私たちは翌日の朝の飛行機で帰る。

明日の応援をお願いします!
と、残るお母さんたちにお願いし、

心残りだけど、
仕方なし。

それでも、
愛知に住む長女と夫婦と6番孫は

新幹線の時間を変更して
応援をしてくれることになった。

長女の婿さんは
カメラが趣味だから

応援中もいっぱい写真を
撮ってくれていた。

一生懸命に
プレーをする少女たちの姿は美しい。

勝っている時
点差が開いていても

勝ってるチームは
もっと点数を取ることに必死になり、

負けているチームも
諦めることなくボールを取り合い

走り込む。
これがスポーツの

面白さなのだと
初めてわかった。

その夜、
嫌いだった新宿の夜が美しいと思った。

そして、
朝日が美しかった。

残念ながら
3回戦は負けたけれど

選手たちは
やり切った感がいっぱいだったそうだ。

ありがとう!
67歳にしてむばあばは

スポーツの凄さを知れたよ〜
良い年の幕開けだった。

TTMゆいの中野むつみでした。