母に思う。

TTMゆいの中野むつみです。

今日から明日まで
東京に自主研修に行ってくる。

私のインタビューは
事前インタビューでその方のお話を

じっくり聞かせて貰ってから
ポイントを決めて

本番で30分くらいの動画にしているが、
そろそろ人の話を聞くための、

研修を受ける時期かと思い、
アドラー心理学基礎講座を

受けることにしたのだ。
今日の午後からと明日一日、

そして、
今月の28日からもう一とクール

研修がある。

私の母は有料老人ホームに
入居していて、

毎週土日に顔を出しているので、
今回は昨日一人で母のところに

行ってきた。
いつもは夫や三女も一緒に

行ってくれている。
母がアルツハイマーと診断されたのは、

今から6年半くらい前だろうか。
91歳になっていた。

気丈な人で
一人で実家に住んでおり、

隣には
父が創業した会社があって、

夫は社長、
当時私も必死に働いており、

隣なのに
母のところに顔を出すのは

2週間に一回くらいだったが、
ある日姉から、

『お母さん、変だよ』と言われて、
母が認知症になっていることに

気がついたが、
姉より私の方が受け入れがたく、

母を病院に連れて行くのに
数ヶ月かかったと思う。

診断されてからも
まだ大丈夫、一人で暮らせる!

と、
中々現実を

受け入れられないでいたが、
ある日母はデイサービスが嫌で

一人で抜け出し、
迷子?!と言う怖い目に遭い、

私も腹を括って
母が気に入りそうなホームを

探した。
母は人付き合いが嫌いで

庶民派ではなかった。
そんなこんなで探した結果、

今の有料老人ホームの
マンション1LDKに入り、

ヘルパーさんの訪問を受けながら
暮らしていたが、

それも難しくなって
介護棟に移ってから3年ちょっと経つ。

この写真は
一昨年の12月平田陽子さんに

ヘアメイクをして貰って
撮影したものだが、

その後、
コロナの関係で

親族以外面会はできなくなり、
時間も15分と短くなった。

一時完全に会えなくなり、
会ったことも忘れるのだから、

大丈夫かなと思っていたが、
半年後面会ができるようになって、

母に会うと
とても悲しそうで痩せており、

記憶がなくても
娘に会ったと言う感覚は

心の糧になっていたと知った。
それからは、

面会ができないときは
メッセージ付きのお菓子を毎週運んだ。

その後再び15分面会ができるようになり、
できうる限り、

週一で顔を出すようにしている。
不思議にコロナ前は義務感だったのに、

この3年間で
それは義務というより

思いになった気がする。
今年一月始め、母は98歳になった。

私の孫たちは
母の100歳誕生日を

楽しみにしているそうだ。
そうだね!むばあばも楽しみだよ〜

薄氷を踏む思いだが
きっとその誕生日は実現すると思っている。

TTMゆいの中野むつみでした。