SOSは発信してね!

TTMゆいの中野むつみです。

新しい縁も
いっぱい頂いているけれど、

古い縁も
これまた切れずに繋がっていると

思う近頃。
私は、

仲良しだから
いっつも一緒!

みたいな付き合いを友人とは

あまりしたことがない。
せいぜい、

中高一貫の女子校時代、
大好きだった親友と

いつも一緒!にいたくらいだ。

その彼女とも、
大人になってからは

思い出したように会うだけで、
ここ10年は全く会っていない。

でも多分、
あった途端に昔のように

心通ずると思っている。

それは30年前に辞めた看護婦時代の
仲間たちとも同じだ。

先日、
何十年も会っていなかった、

同じ職場で働いていたお医者さんから
連絡があった。

その職場は
医師と看護婦の仲が良く、

良い医療を目指して
喧々諤々もしたけれど、

とてもやりがいのある
職場だった。

その時の婦長さんは、
私にとって理想とする上司だ。

看護婦の先輩も後輩も
本当に仲が良くて、

そして皆、
看護に燃える人たちだった。

その婦長さんは
よく言っていた。

『あのメンバーで
もう一度勤務表を作りたい』

私も14年間の看護婦生活で
幾つかの職場を移ったけれど、

この詰所と
もう一つ主任をしていた職場は

たぐいまれな
人たちの集まりだったと

思っている。
人が引き寄せ合う力って、

ある気がする。

今日は、
その連絡をくださったお医者さんのお家に

昔の仲間数名と行く。

今も現役の看護婦が多いので、
『ごめん、行けない』

と言う人もいた。

『仕方ないよー』の時代だから。

なのに何故
今日会うのか。

詳しくは言えないけど、
簡単に言うと、

誰かを励ます会。だ。

そう簡単に、
命を落とすメンツとは思えないけれど、

人は寂しくても
死んでしまうのだ。

そんな時、
【SOS】を発する相手が

いるかいないかで
大きく変わる。

コロナになって
マチの空気が沈み、

笑うことも
憚れる感じもある。

会議はzoomになり、
人の感情が伝わりにくくなった。

直接会う会議なら、
『あれ、今日なんだか元気がないな』

と、
思ったり、

『顔色が冴えないなあ
何かあったのかしら』

とか気がつくことも、
リモートだと

見過ごすこともある。
また、

リアルで会っていれば、
ちょっと肩に手をかけて、

『大丈夫ですか?』と、
笑いかけることもできる。

触れ合うって
大事なのだ。

私が受け取ったSOSは
仲間に伝わり、

本日、
その先生の家をお借りして、

励ます会を行う。
出席者5名。

大きな家だから
密にはならない。

すき焼きをすると言うので、
高いお肉はお医者様に買って頂き、

私は豆腐や野菜を買って
保冷バックに詰めた。

来れなかった婦長さんからは
柳月のお菓子が届いた。

何十年ぶりの仲間たち、
でもきっと

すぐに昔の感覚で
話ができる。

みんな繋がって生きている。

SOSを、
遠慮なく発することができる仲間は

宝物である。

TTMゆいの中野むつみでした。