タクシーに乗るわけは?

TTMゆいの中野むつみです。

皆様は、
タクシー、どのくらいの頻度で、

乗りますか?
わたくし、免許を持たず、

そのくせ、
あっちにチョロチョロ

こっちに
チョロチョロ。

おまけに、
体力なしのため、

というか
それを言い訳に、

結構乗ります。
多分に、

看護婦時代のクセが
未だにあると思います。

私が看護婦だった大昔は
準夜勤、深夜勤が普通にあったので、

準夜勤の帰り、
深夜勤の迎えは

病院がタクシーを
よこしてくれました。

で、
深夜の帰りも

疲れちゃって、
ヘーイタクシー!

だったので、
タクシーを拾うのが

平気。
とは言い訳か。

そして、
タクシーの運転手さんと

あーだの
コーダの話したり、

時には、
話さずに景色を楽しんだり

するのが
好きなんですが、

先日乗ったタクシーの
運転手さんは女性でした。

なんとなく
話に花が咲き、

『何年ぐらい乗ってるんですか』
と、聞きました。

その女性は、

『19年です。
事務職だったんですが、

その頃、
ヘルパーの資格を取って、

介護職になろうと思ったんですが、
ちょうど良い職場がなくて。

そしたら、
介護タクシーっていうのが

あるよー
と、友人が教えてくれて、

この会社に入ったんです。
マニアルは乗れなかったから、

教習所に通ったんです。
でも、

乗り出したら楽しくて、
夜間組がいない時は、

夜の9時くらいまで
乗ってましたね。』

と、仰います。
でも、

話を聞くと、
介護タクシーの仕事より、

普通のタクシーの仕事が
多かったようです。

私は不思議で、

『介護の仕事じゃあなくて
タクシーでしょ。

帰りたくないほど楽しい、
って、

何が楽しかったんですか』
と、

思わず、
聞いてしまいました。

運転手さんは、

『あら、そうですね。
何が楽しかったのかしら。』

と、
言って、

『色んなお客様から
色んな事を学ぶのが

面白かったのでしょうね。
皆さん、色々な人生を

歩まれておられるから』
と、続けて仰いました。

たしかに、
よく考えたら、

タクシーの運転手さんは
毎日、ものすごーく多くの方を

乗せますよね。
私が会う、

タクシーの
運転手さんの数なんて

屁の河童。
で、

その女性運転手さんは、
その膨大な数の、

お客様との触れ合いが、
楽しいと仰るのです。

思わず、

『運転手さんは
人がお好きなんですね』

と、
口から出ました。

運転をしながら、
彼女は、

『あ、そうですね。
きっと人が好きなんですね』

と、
笑い、

『お客さんもこーやって
運転手と話すのがお好きなら、

人が好きなんじゃないですか』
と、付け加えました。

あーそうかも!
私も人が好きなんですね!

こんな会話ができる方と
出逢うので、

タクシーはやめられない。
あ、違うか!

TTMゆいの中野むつみでした。