女満別の空から

TTMゆいの中野むつみです。

本日も北見に来ている。
私のインタビューは、

事前インタビューと言っている、
事前のお話を

じっくりお聞きすることが大事で、
それから2週間後くらいが本番。

なので、
一回のインタビューで

同じ場所に2回くるのが普通。
だから、

今日本番の境井さんが
北見でインタビューを受けてくださった方の

四人目なので、
もう8回も北見に来てるの?私。

あ、違うかあ
エフの古田さんの事前インタビューは

zoomだった。
コロナが始まったばかりで、

お会いすることが
できなかったのだ。

それにしても、
今年7回も北見に来ていることになる。

改めて
びっくり!

元々北見は好きなマチだった。

夏の輝くような湿度が少ない暑さと
冬のキリッとした寒さ。

そして
程よい都会感。が、あったのだが、

今回訪れて感じるのは
寂しさだろうか。

元々北見は
いわゆる観光地ではない。

オホーツクの
ビジネス拠点だ。

だからコロナで
外国人観光客が来なくなっても

あまり影響を
受けないと思っていたが。

と、少し気になる。

今日のインタビュー本番の境井さんは、
北見に拠点を置きながら、

頑張る中小企業を応援することを
事業目的にして、

ホームページ作成から
補助金申請助っ人など、

起業してたった3年だけれど、
着実に事業を伸ばしている。

とにかく
熱くて誠実。

一生懸命仕事をするので、
労基法に

従わなくてはならない前職の
サラリーマンを辞めて

起業したくらいだから。
そして、

その前職は、
中小企業家同友会と言うところで、

良い会社をつくろう!
と、

学んでいる中小企業の経営者の
集まりだった。

境井さんは
そこの事務局長として

頑張っていたのだ。
だから、

起業の事業目的も
迷わずに

中小企業の経営者の
応援!になったのだそうだ。

まずはホームページ作成から
事業は始まったが

そこにコロナ。
新しい事業展開を

考えていた多くの中小企業の経営者は
頭を抱えたが、

そこにさまざまな
補助金が出てきた。

境井さんは
同友会時代に培った力と

熱い思いから
補助金申請のお手伝いをすることにした。

この辺りは
是非本番をお聞きください。

昨日は
その境井さんの熱さを思い浮かべながら、

夕方飛行機に乗った。
飛行機の窓から見える夕焼けは

本当に美しく
そして女満別近くの

真っ黒な自然の中に
ポツンと光るマチの街灯も

切なく美しかった。
オホーツクも北見も

素敵なところだ。
もうちょっと通いたいなあ〜

と思っている。

TTMゆいの中野むつみでした。

覚悟から全てが始まる

TTMゆいの中野むつみです。

昨日は月形に行ってきた。

株式会社平塚建具製作所
代表取締役会長の

平塚勝也さんに
インタビューを申し込んだら、

あっけなく撃沈、
断られたのだが、

私はどうしても
平塚さんのお話をお聞きしたくて、

インタビューはしませんから、
お話だけお聞かせください!

と、
押しかけたのだ。

月形町に本社を置き、
受注型で

アルミサッシを作っている会社だが、
中々の骨太会社。

13年前から大卒新卒採用に乗り出し、
ただ今22歳から75歳までの男女社員が

48名働いている。

で、
免許がない私は、

札幌駅から電車に乗って当別で下車。

うーん久しぶりの当別。

静かな町だ。
お昼は駅前の

レンガ倉庫の物産館の中にある
食堂でごぼう天そばを頂いた。

このごぼう天、
ごぼうと人参の存在感がいい!

お蕎麦もその存在感に
負けてない。

少々雨も降り
肌寒かったので

あったかいお蕎麦に救われた。

月形までは
当別からコミュニティバスに乗る。

人生初のコミバス。
本数は少ない。

乗車すると
バスは当別町内を走りながら、

お客さんを乗せていく。
同じ線路を3回渡ったから、

そんな感じのぐるぐるだ。
40分ほど乗ると月形に着いた。

人口2800人の町。
ここに毎年若者が

複数名入社してくる会社があるのか。
どんなところだろうか。

好奇心がどんどん膨らむ。
会社に入ると

仕事をしていた社員さんが
ニコッと笑ってくれた。

『一時半に平塚会長と
お会いすることになってます中野です』

というと、
『はい!こちらです』

と、
その若い女性社員は仕事の手を止めて

私を二階に案内してくれた。

『階段が急ですみません、
お着物が汚れませんか』

おお!何という気遣い。

『着物は全く大丈夫です。
それより皆さん、

いつもこの急な階段を
走って昇り降りしているの?』

と聞くと、
女性社員は不思議そうに

はい!と言った。
そうか、若い人は大丈夫なんだ。

古い学校の体育館を
工場にしたそうで、


2階は後付け。
中々のスリルだったが

案内された
アルミサッシ建具で仕切られた部屋は、

オールガラスだから
見晴らしが良くて

気持ちが良い。
このサッシ建具も

新卒社員たちの練習を兼ねて
作られたものだそうだ。

平塚会長のお話は
会社を作られたお父様のことから、

自分が引き継ぐことになった経過や
その時の心情から

新卒採用に踏み切る決断をするまで、
と多岐に渡り、

とてもここに
書き切れるものではなく、

ホント、
インタビューをしたかった!

でも、
最後にその若い社員たちに

直接話を
お聞きすることができたが、

この会社を選んでどうお?
の質問に全員が言ったのが、

『面接で感じたことと実際に働いた時と
ズレがなかった』だった。

平塚会長は、

『中小企業が
複数名の新卒採用始めるのは、

覚悟ができるかどうかです』
と、仰ったけれど、

その覚悟が
面接時の社長の言葉や社員たちの空気と

働き出した時の職場が一緒!と言う誠実さに
繋がるのだと感じた。

帰りは、
法務局にお使いに行く会長に

岩見沢まで送って頂いた。

うーん、

やっぱりインタビューをしたいなあ。
だって、亡くなったお父様のお話も

面白かったんですもの。
次回、また挑戦!

TTMゆいの中野むつみでした。

空の上から

TTMゆいの中野むつみです。

近頃、
北見付いている。

多分、
どなたかのインタビューをさせて貰うと、

ご縁の輪ができるのだ。
で、

本日は久しぶりに早起きし、
朝日を仰ぎ、

千歳から飛行機で女満別に
向かった。

これだけ晴れると
きっと飛行機からの景色は抜群だ。

前回北見を訪れた時は、
十勝岳?の噴火口がはっきり見えたし、

多分阿寒湖?も
しっかり見えたので、

今回も窓際の席を取った。
どうか翼の上ではありませんように!

と、願っていたら、
なんとジェットではなく、

プロペラ飛行機に変更になり、
翼の上には絶対ならない。

良かった!
まずは景色を楽しみわよ〜

と、
飛行機に乗るなり、

iPadを構えて
パシャリパシャリ!

おおお!
景色が近そうだ!

プロペラが回り、
いざ!

と、
飛び立つと本当に景色が近かった。

あーこれだったら
噴火口もしっかり写せるぞ!

と意気込んだが、
あれ?

なんだか景色が
前回と少し違うぞ。

と、遠くを見たら、
その噴火口がある山が

高くに見える。

そうか、
プロペラ機は

高度がジョット機より
低いのだなあ。

まあいいか。

と、
肩を落としていたら、

阿寒湖らしき湖が
翼の下に見えた。

あーやっぱり翼が邪魔だった。

でも、おかしいな。
湖の向こう側に

噴火口がある山が見える。
今でも煙を上げている山は

十勝岳と思われるから、
その手前に阿寒湖があるわけがない。

じゃあこの湖は何湖?
それとも十勝岳が間違いか?

いやあ
ヤキモキするなあ

飛行機に乗ると
いつも思うんだけど、

観光バスのように
『皆さま、下に見えますのは〜』

って、
案内をしたら良いのに。

ちなみに、
釧網線のトロッコ列車に乗ると

この案内がある。
私が乗ったのは冬だったから、

『窓の外に見えます樹々は
柏の木でございます。

冬でも葉っぱが
落ちないところから

大変縁起の良い木と
言われております。』とか、

『トドマツは枝が
天にとどけ、とどけと、

上に向いております』
と、アナウンスが入った。

北海道を空の上から見ると
その広大さが手に取るようにわかるし、

噴火口を真上から見下ろすなんて
滅多にないし、

大きな有名な湖も
全体像が見えるのだから、

飛行機自体が
観光機みたいなものだ。

それをうまく使ったら
北海道上から見よう!旅行が

できるのになああ。
最も、見えるか見えないかは、

天気次第。
日頃の行いがものを言うが。

なんて思っていたら、
あっという間に車輪が降りてきて、

女満別空港に着いた。
いい天気!

青空と澄んだ空気の中を
バスは一路北見へ。

北見を色で表すと
薄いブルーだと思う。

それも冬のブルー。

もうすぐ北見は極寒の
季節に突入である。

TTMゆいの中野むつみでした。

素直な心でまっすぐ進む

TTMゆいの中野むつみです。

本格的にインタビューをさせて貰い、
ゆいトークに載せるようになって

気がつくと2年が経ち、
10月2日北見で収録したインタビューで、

62本目になった。
ここまで来れたのは、

インタビューにご協力くださった皆様の
本当におかげだ。

改めて感謝!だが、
不思議なのは、

そのインタビューを
受けてくださった皆様が、

インタビューの中で語った夢というか、
これからのあり方というかが、

本当に
現実のものになってきている。

ということ。

例えば、
第十四回目に出てくださった、

株式会社遊プランの
板東千洋社長。

遊プランは
旅行会社だ。

前社長が急逝し、
三十半ばの千洋さんが

手を上げて社長になった。
いやはや〜

この辺の話はインタビューを見てね!
そして、もうすぐマンガにもなるので!

だけれど、
このインタビューの時、

彼女はこれからの会社の在り方を
語ってくれた。

ネット注文が多い時代だからこそ、
対面で相談に乗って

ステキな旅を作りたい。
その場所はカフェ!

私はふーんと聴きながら、
どこかのカフェの奥にでも

事務所を作るのかしら?
と思っていたが、

確か収録が終わり
二人で洒落たカフェに

入った時だった気がするが、
自分でカフェをしたい。

みたいなことを彼女は
言っていた。

その時はコロナの行き末が
今以上に見えない時で

旅行業界はどうなる?
小さい会社はやっていけるの?

の不安の渦中だったから、
私はふんふん、くらいの相槌だった。

だって〜
でしょ?

ところが千洋さんは、
着実にことを進め、

今年の8月に
【旅caféTriche】をオープンした。

素晴らしい!

千洋さんはお喋りな方じゃない。
そして、かわゆい!

だから、
経営者仲間のおじさんたちから

絶大な支持を受け、
助けてあげるよ〜

と言う声と行動を貰っているが、
実際の彼女の力はすごいのだ!

とにかく走り出したのだから、
応援をするしかない。

で、
そのカフェが

通っている稲富鍼灸治療院の
すぐ近くなので、

毎回お昼は
旅caféTricheで頂く。

ちなみに、
私の『ご飯半分!』の

わがままも聞いてくれる。
今日は、

ハヤシライスご飯半分!

と、

『太田ファームの卵で作った特製プリン』

を食べた。

ご飯を半分にしても
プリンの大きさに

少したじろいだけど。

インタビューを始めて
一番学んでいるのは私なんだと思う。

素直な心で

真っ直ぐ夢に進む。
前に進む。

それを口に出す。
私はそれを聞いているだけ。

インタビュー本番が終わると
私はいつもお腹が好き、

そして
幸せな気分になる。

なので近頃は、
美味しいモノとビール!

が、
収録後の定番になっている。

TTMゆいの中野むつみでした。

私の9月は

TTMゆいの中野むつみです。

私にとって9月は
心乱れるコトが続いたけれど、

そんな私を心穏やかに
楽しくしてくれることも

多かった。
まず、

たった一人の姪っ子の
着物選びに付き合ったこと!

スポンサーは私の母だから、
まあなんですね、

良いよ!良いよ!
と選べるから

すごいストレス発散。

で、

めんこく美しい姪っ子の姿に
うっとりだ。

お店はもちろん、
和光さんだ。

お買い物の後は
二人でお食事。

これもまた楽しい。

そして、
インタビューの仕事で

北見やら
美瑛に行ったのも

楽しかった。
北見というところは、

北海道なのに
日照時間がすんごく長くて

太陽光発電で、
電気代節約効果が

めっちゃあるところだから、
晴れ!が多い。

明るい九月の光の中で
真っ白い郵便ポストも

嬉しそうだった。
で、

北見の後は、
美瑛に行った。

インタビューでお邪魔したのは、
旭川の水野染工場経営の

『藍染結の杜』
ここは8月にもお邪魔しているけれど、

今回はインタビューの本番後、
ゆっくりと見せていただいた。

美瑛は、
美しい丘が見どころだけど、

それは全て農家の皆さんが
一生懸命耕している畑で、

その上まで
歩いて登ることはできないけれど、

こちらの丘は、
美瑛を見るための丘だから、

なんと!
ハイヒールの方々のために

可愛い長靴まで
結の杜で用意してくれる。

ということで、

中野さん〜草履では登りにくいよ〜
これに履き替えて!

と、水野社長に言われて、
着物で長靴!

とあいなった。

その丘からの景色は
半端なく美しかった!


が、
登り切る前に振り返り、

『わ!綺麗!』
と言ったら、

水野社長に怒られた。
『ダメだよ、途中で振り返ったら!』

確かに、
てっぺんから見る景色は、

とっておくのが
正しい見方だなあ。

その美瑛の景色に感動したら、
急に藍染を買いたくなった。

私の中では
藍染は四国?本州?でしょ?

の感覚だったけれど、
実は北海道でも【藍】は

育つのだ。
びっくり!

で、
結の杜の店員さんたちに

色々見せて頂いたら、
あ!可愛い!あ!素敵!

と、心が動き、
シャツを一枚買いました。

糸まで綿を使い、
水野さんのところで

縫製しているそうだ。

8月に来た時は藍染体験もしたが、
不思議とその時は、

藍染のシャツを買おうとは
思わなかった。

私、
体験で心が動かない稀な体質らしい。

きっと
美しい美瑛の景色に触れて

心の中にあった澱が
吹き飛ばされたのだろう。

伸びやかで
爽やかな風が吹いていた。

人生には色んなことが
あるんだな。

そして、
色んな感情に支配されそうになるけれど、

そんな時は
北海道に是非おいでください。

心が生き返りますよ〜

TTMゆいの中野むつみでした。