恵みの雨に思う

TTMゆいの中野むつみです。

只今、午後3時、
外は久しぶりの雨!

あー良かった。
晴れは大好きだけど、

こうも雨が降らなければ
地上のものは干上がるから。

先日の日曜日、
自分が関わる小樽のNPO行事で、

小樽の旧寿原邸に行ったのだが、
朝から暑くて、

焼け石に水だけど、
旧寿原邸の玄関前に打ち水をした。

この写真、
バケツを持っているので

少々味気ないけれど、
打ち水は本当に効果がある。

最もすぐに乾くけれど、
見ているだけで涼しくなるし、

第一埃を押さえてくれる。
本当に土が乾き切って

土埃が舞っていたから。

それにしても!
と、思ったのは、

植物の頑強さだ。
そりゃあ少しは葉っぱが

赤く枯れてきたけれど、
これだけ雨がなくても

樹々はちゃんと生きている。
大きな木だけでなく、

草花も。
どうやって乾いた土の中から

水分をとっているのだろうか。
根っこって凄いと思う。

根を生やすって大事だなあ。
ちょっとやそこらでは

倒れない。
人間も根っこを生やして生きていく

のは、
大事だなあ。

そう言えば、だから、
果樹は接木が多いと聞いた。

すでに
根っこをしっかり生やしている木に

接木をすると
元気に大きくなれるのだそうだ。

土地に根付くって
大変だから。

人間も同じかも
知れない。

私は札幌生まれの
札幌育ち。

それも、
藻岩山のぐるり麓を

移動したのみで、
生活しているが

もし、
どこかに移住をする事が有るとすれば、

やっぱり
知り合いがいるところかな。

誰も知らない人ばかりの中では
生活をしていくのは、

中々しんどいと思う。

特に私は人見知りなところが
昔はあり、

PTAの集まりなどは
本当に行くのが億劫だった。

仕事ばかりで
お母さんたちに友だちがいなかったのだ。

あれは長女が5年生の時だった。
親子レクで、

知らないお母さんたちの中で
カレーを作ることになったのだが、

周りのお母さんたちは
すでに友だちのようで

仲良く話しており、
困ったなあ、何をすれば良いのだ?

と思っていたら、
気さくで明るいお母さんが

声をかけてくれた。

『誰ちゃんのお母さん?
一緒にじゃがいもの皮、剥きましょうよ』

なんだかすごくホッとして
その後は周りに溶け込めて、

6年生の時は
クラスのお母さんたちと

PTA活動を始めていた。
たかがPTAでも、こうなのだ。

転勤でも、
ご近所に溶け込むのが大変だろうが、

移住は数年でいなくなるわけではないので、
やっぱり根を張るためには

周りの援助が必要なのだ。
と、言うようなことを

本日、
夕方5時から

clubhouseで話をする予定。

雨は小ぶりになってきた。
束の間の恵みの雨だった。

TTMゆいの中野むつみでした。

最初で最後の祝日は

TTMゆいの中野むつみです。

いやはや色々あって、
久々の投稿。

空は限りなく青く
気温は鰻登りで

むつみさんが大好きな夏!
こう言う夏が何よりも好き!

おまけに家で、
もぞもぞしていたから

クーラーのない最高の生活。
はい、何よりもクーラーが苦手。

なので、
先週の木曜日の今年だけの祝日に

隠れ家的なカフェに
お友だちに連れて行って頂いた。

札幌の南区、
駒岡小学校の近くだ。

そこは
森の中に住宅街が広がるところなのだが、

その住宅街の真ん中に
また森を作ってしまった?と思う空間だった。

夏季の木金土だけ営業のお店で、
札幌にもこんな野草中心のガーデンが

あるんですね〜
と、しばしお庭を楽しみ、

その後は
ステキなママさんが作るワッフルを

頂く。
美味しいぞー

一応写真に撮ったので
ご覧いただこう。

だが、
私の腕では

美味しさや
美しさの半分しか

伝わらないなあ。
一応三角に撮る!と、

教えて貰ったのだが、
うーんわかんない!

少しお昼から時間がずれていたので
店内は静か。


友人とゆっくりお話をしていたら、
庭で呼吸法だろうか、

何か健康に
良さそうなことをしていたグループの方々が

お店に入って来られたが、
皆さん嬉しそうだった。

この庭で深呼吸をしたら、
肺の中が綺麗になりそうだ。

あ、お店の名前は
ナチュラルガーデンカフェセゾン

カフェのお隣が
ママさんのご自宅なのだが

そちらも
庭と同化する感じ。

乾してある洗濯物さえ
絵になるんだなあ。

本当はそれも
写真に撮りたいほどだった。

が、
まさかそこは。。

と、諦めた。

しかしなんですね、
庭といい、建物といい、

そして、
ワッフルと言い、

センスが良い人が作るものは
みんなセンスが良い!

と、
私は思う。

例えば、
汚い居酒屋でも、

本当に美味しい店は
汚いなりのセンスの良さが

あるのだ。
廃業してしまったが、

金富士と言う飲み屋さんは
本当にそんな感じだった。

すっかり気持ちも上がり、
その日は友人から、

ご自宅の庭に咲く花を頂いて帰ったのだが、
実は私は葉っぱものが嫌いだったので、

今まで活けた事がなかったのだ。
でも、活けてみたら、


なんだか
家の中が清々しい感じになった。

私、どうしてあんなに葉っぱものが
嫌いだったのかしら。

これが思い込みなのかも
知れない。

あれから
1週間たつが

緑たちは未だに元気で
新しく来た花たちと

仲良く花瓶の中で
我が家に良い気を回してくれている。

住宅街の中なのに
森のカフェに行ったから、

野草の精が付いてきて
くれたのだろうか。

それにしても、
私はなんであんなに葉っぱものが

嫌いだったのだろう。
まあ苦手なものが減るのは最高!

まずは良い祝日だった。

TTMゆいの中野むつみでした。

感で進む!

TTMゆいの中野むつみです。

自分の感で生きてきたので、
なんとワクチンも感で決めた。

昔看護婦だった私は、
科学的論理的なことが大好きで、

病は気からは間違いです!
と、思って生きていたが、

自分の体が壊れていくことが多々あり、
結局、最後の手段で鍼灸を受けてから、

どうにか持ち直し、
それから少し考え方が変わってきた。

体に気が流れるのも
わかるようになった。

そして、
心と体は一つなのだとも

わかるようになった。

で、
ワクチンだが、

どうも受ける気がせず、
夫にまだ予約していないのか?

と、
何度も言われ、

そりゃあ
これだけあちこち出かけていたら、

ワクチンを打ってくれ!
だろうなと重い腰をあげたのだが、

予約の電話はワンコールでかかり、
速やかに接種日が決まった。

で、
思った。

これはワクチンを打てと言うことね。
ただし、

私は色々あって、
冷えを抱えているので、

このままでは
副作用が心配だ。

それで、
ワクチン接種の前日と翌日に

鍼灸の予約をした。
稲富鍼灸治療院だ。

こちらにかかって
10年くらい経つかな。

先日は
初めて虫刺されの治療をした。

私は虫に刺されると
いつもプレドニンを処方されるほど

腫れ上がるが、
久しぶりに指を刺され、

めちゃくちゃ腫れたので
治療院に駆け込み、

お灸の力で
嘘のように良くなった。

本当に
鍼灸は不思議。

こちらの鍼灸は経絡を使うのだが、

そこに鍼を打ってるのに、
ここに感じる?みたいになるが、

よく考えたら

人の体も
元は一個の細胞からできているのだ。

繋がっていて当たり前か。

今日はやはり冷えが悪さをしており、
ワクチンの影響もあって、

治療は難解だったようだが、
無事、体は温かくなった。

これで明日は謡のお稽古に行ける。

その後は、
新しくお友達になったKさんと

駒岡のカフェに行く予定だ。
このKさんとのご縁も不思議だった。

小樽で行われた健康応援社さんの
10周年祝賀会の席が斜め前。

今は、
向かいには座らない。

周りが
知らない男性ばかりだったこともあり、

自然に会話をした。
そしたら、

お互いが、
小樽ではなく札幌人であることがわかり、

あら!何区?
え?南区?私も!

で、どちら?
え!川沿!私も!

となって意気投合。
帰りは自宅まで送って頂いたのだが、

なんとKさんは
高校の先輩だった。

ありゃあ!
高校は北区の女子校、

こりゃあご縁がありそうね!

これも私の感。

私の感は滅多に外れない。
夫も感で決めたしね。

さてさて、
色々ありますが、

稲富鍼灸治療院の助けを借りて
自分の道をしっかり歩こう!

人生は66歳からが
面白いらしいから。

TTMゆいの中野むつみでした。

(完治した手!)

本日のミッションは

TTMゆいの中野むつみです。

昨日よりかは
少し涼しい?今日のミッション

その1
ご近所さんにチラシを配る。

え?
あら〜

あんまりしたことないけれど、
やってみましょうか。

と、配ったのは、
私が所属する小樽のNPOのチラシだ。

なんで
小樽のNPOが札幌にチラシを撒くの?

だが、
このNPOの事業の一つに

小樽の古民家所有者と
使いたい方をマッチングさせることがあり、

その小樽古民家所有者は、
実は札幌在住が多いのだ。

なので、
札幌の仲間が手分けして

ほんの少しだけれど
撒くことにした。

確率はとても低いけれど、
やらなかったらゼロだから。

で、
昨日の早朝50枚と

本日残った30枚を
浴衣姿で撒いてきた。

日傘をさして
しゃなりしゃなりと

古民家のチラシを撒けば、
なんだか時代を錯覚しそうだが、

色々考えて
マンションに入れることにした。

管理人さんに言ったら、
どーぞ。

私の姿に怪訝そうだったが。
まあとにかく80枚は撒いた。

ミッション1
終了!

で、
そのままお出かけし

次のミッションへ。
それは、

和ものや傳で
ステキな下駄を見つけること。

この暑さで
毎日浴衣でお出かけだが

麻の足袋でも暑い。
痛くない下駄をゲットして

素足で浴衣に
なりたいよー

で、
リサイクルショップ

和ものや傳に行ったわけだ。
そしたら、

ありましたよー
素敵な塗りの下駄。

指が痛くないのが欲しい!
と、いつものベテラン店員細野さんにお願いし、

選んで貰ったのが
こちら。

痛くないし
軽いし
歩きやすい!

ただし
格好良く歩くには

少し練習が必要だが。
ほとんど新品。

裏にゴムをつけてくれているので
クッションも良いのだ。

よし!
今日は良い日だ!

で、
最後のミッションは

ワクチン1回目!

たらたらとして
予約がずっと遅れた割には

電話はワンコールでかかり、
予約も速やか。

2回目接種も一緒に予約できたから
かなりの幸運。

で、
札幌駅からコンベンションセンター行きのバスが

5分に1便あることを知り、
下駄購入の後は、

そのままバスへ。
楽〜

役20分でバスはセンターに到着し、
その後は流れるようにコトが進み、

予約時間まで
大きなホールで注意事項のビデオを見て、

すぐにこれまた速やかにコトが進み、
あっという間に接種終了。

そしてスタッフの方々が
親切で手際良い。

まあ色々言われているけれど、
現場の皆さんは頑張っておられて、

すごい!と感激した。
あれだけ同じことを

休まずに言い続けているのに
事務的にならず

笑顔を忘れず
テキパキと

本当に素晴らしい。
思わず、

ありがとうございました。
と、微笑んでしまった。

浴衣姿で
ワクチンの人は居なかったけれど、

腕を出すだけだから。

昨日よりかは過ごしやすくて
本当に良い日だった。

TTMゆいの中野むつみでした。

ライアーコンサート

TTMゆいの中野むつみです。

あっつい!中、
小さな小さなコンサートに

行ってきた。
池末みゆきさんのライアーコンサートだ。

ライアーという楽器も耳なれず、
池末みゆきさんも知らなかったのに、

去年の今頃、
小樽健康応援社小林さんのFacebookで

池末さんのお名前を知り、
行きたくなった。

その時はすでに
健康応援社でのコンサートは終了し、

来年2021年の7月11日にします!
と言うお知らせだったので、

予約します!
と、申し込んだのだ。

そして11日、小樽のニシン御殿で、
コンサートが開かれた。

健康応援社さんの
設立10周年祝賀会を兼ねていた。

全く予備知識もないまま、
池末さんの奏でるライアーの音色を聞いた。

少し広い会場だったから、
マイクを通しての音だったが、

すっかり
その音色に魅せられ、

私はCDを買い、
それから毎日聴いているが、

その時、
池末さんのスタッフ?の方から、

今日のコンサートのことを
お聞きしたのだ。

ギリギリ一人なら
参加できそうだった。

場所は豊平館だ。
マイクを通さずに聴けそうだ。

私は迷わずに、
参加します!と、お願いした。

で、
行ってきたのだが、

ライアーの演奏のみならず、
池末さんの話が心を和らげてくれた。

何気ない話なのだが、
それが優しい声とともに

私の心に入ってくる。

女性は元々声に敏感だと聞くが、
声はその人を表すような気がする。

なんと言うのかな、
低い声とか高い声とか、

そう言うのではなくて
人の心に入りやすい声と

入りにくい声がある気がする。

親から貰った声だから
仕方がないようだが、

それも少し違う気がする。
池末さんの声は小さい。

でも、
聞こえる。

耳で聞くのではなくて、
心で聴く感じだろうか。

そして、
そのお話の続きのように

ライアーが奏でられる。
池末さんは、

幼児教育に人生の大半を
捧げておられたが、

その線状にライアーが現れたようだ。
子どもたちにオルガンやピアノで

音楽を奏でていた指は
とても84歳とは思えないほど、

綺麗で柔らかそうだった。
今日は運良く、

池末さんの真前で聴くことができたので、
その指の動きにもうっとりした。

と言っても、
ついつい目を閉じて聴いてしまう。

本当に不思議なくらい
心地よい音楽なのだ。

今日の参加者は
20名くらいだったのだろうか。

小さな音楽会だったけれど、
聴きにいらした方々の心も透き通っているようで、

なんだかちょっと場違いの気もして、
帰りはそうっと帰ってきた。

小樽でも
帯広でも札幌でも

来年もコンサートはあるようだ。

『生きていたら来ますね!
と約束しました』と優しい笑顔で

池末さんは話されていた。
私も、生きていたら絶対来る!

静かに
生きるエネルギーが湧くコンサートだった。

TTMゆいの中野むつみでした。

猫の名前がついた花瓶?

TTMゆいの中野むつみです。

ただの偶然なんてないというけど。
昨日は、小樽で

猫シェルターアリエルの
西谷代表のインタビューだった。

西谷さんは
小樽の捨てられた猫たちを保護し、

次の飼い主につなげるNPOを
立ち上げたばかりだ。

とはいえ、
すでに保護中の猫は

結構な数になっているらしい。
私は、猫シェルターに行く前に、

小樽の堺町商店街を散歩したが、
偶然入った大正硝子というお店で

気になる花瓶を見つけた。
花瓶の名前が、

【ミケ】と【クロ】というのだ。
そのほかにモモというのもあったが、

ミケとクロは、
我が家にいた猫たちの名前だった。

この花瓶の作者はどうしてこの名を
付けたのかしら。

私は猫が超苦手だった。
そばに来られるだけで逃げた。

私の前世はネズミだったのではないかと
真剣に思うほどだったが、

娘たちが小学生の頃、

学校の鶏小屋に捨てられていた2匹の子猫を
家に持ち込み、

結局、動物好きの夫もその気になって、
2匹の子猫は我が家に来た。

私は、きゃーきゃっ言って
逃げ回っていたが、

そのうち、
なんとか2匹には触れるようになった。

子どもたちはそれぞれ巣立ち、
いなくなったが、

ミケとクロは
長らく一緒に暮らした。

クロは17年、ミケは23年11ヶ月、
私たち夫婦とともにいた。

私にとっては、
唯一飼った動物になったが、

今でも2匹は
家にいる気がしている。

だから、
この花瓶を見つけた時、

迷うことなく買った。
うちのミケやクロは

こんなに繊細ではなかったけれど、
まあいいか。

インタビューは楽しく終わり、
そのあと、シェルターの猫たちを見せて貰った。

みんな大事にされて綺麗だった。
が、まだ私の中に猫恐怖症があるのか、

恐る恐るだった。
子猫は可愛くて、

すぐに貰い手が見つかるらしい。
確かになあ。

うちのミケもクロも
あんな感じだったなあ。

子猫をよく観察すると
愛くるしいだけでなく、

どこか儚さがあり、
捨て置けなくなる感じだ。

これが子猫の魔力だろうか。

それでも数ヶ月経つと少し大きくなって、
急に人気が落ちるのだそうだが、

ごめん、
やっぱり無理だわ。

と、
生後半年くらいのブチに謝って、

猫シェルターを後にした。
だってねえ、取材だけして終わりですか?

だよねえ。

家に帰ると、
ミケとクロの花瓶に花を入れた。

細い首だから
まさに一輪挿しだ。

2匹の猫の写真と一緒に
玄関の家族写真コーナーに置いた。

あーもっと
可愛がってあげれば良かった。

そんな私に西谷さんは、
『ミケちゃんもクロちゃんも

鶏小屋から拾われて
幸せだったと思いますよ。』

と、言ってくれた。
そうかなあ、そうだったら良いなあ。

2匹の花瓶を買って
少し心が癒された気がした。

TTMゆいの中野むつみでした。

人力車はクセになる!

TTMゆいの中野むつみです。

昨日は、
猫シェルターアリエルの西谷さんの

インタビュー本番だった。
場所は小樽なので、

では、
本番前に小樽観光!の宣伝をしに行こうと、

おたる堺町
浴衣おさんぽpassportを持って

出かけた。
浴衣や着物を着て小樽堺町に行くと

協賛店で良いことがあるそうだ。
小樽は着物が似合うマチ。

今、観光客が減り、
運河沿いの堺町商店街は

とても辛いコトになっているから、
応援である。

で、
札幌駅からエアポートに乗る寸前に、

小樽の人力車に
予約の電話をした。

ものすごい数小樽に行っているけれど、
ただの一度も乗ったことがない。

まあ札幌だし、
小樽のことは知ってるし、

なんか恥ずかしいじゃん。
的な感じだったけれど、

このパスポートに載っている
元ミスおたるの彼女の人力車に乗る姿が

まっこと魅力的で、
では私も!と思ったわけだ。

予約をすると
小樽駅まで迎えにきてくれる。

ここは完全に観光客になり、
30分コースをお願いした。

私のiPadで写真を撮ってください!
が、お願い事だ。

で、
小樽駅に降りると、

格好いい人力車と
それをひくお兄さんが待っていてくれた。

まずはご挨拶をして
コースを決める。

私は北運河コースをお願いし、
最後は堺町の入り口で

降ろしてもらうことにした。
いざ出発。

人力車の日除けを下げると
思いの外涼しく、

お兄さんが走るスピードは
心地よい。

こりゃあクセになりそうだ。
私はスピードが怖いのだが、

人力車のスピードは
結構早いのに怖くない。

お兄さんは
周りに気を配りながら

時々スピードを緩めて
自己紹介をした。

『今崎と言います。
こう見えて転勤族なんですよ。

京都のえびす屋に10年、
湯布院に5年、そして小樽に来て5年です』

なんと、20年も人力車を引いている。
通りで運転が上手なわけだ。

今崎さんは、
北運河倉庫群に入り、


歴史的建造物などの解説をしてくれるのだが、
それが面白い。

難しいところではなく、
え?!そうなの!凄いねそれ!

と、私はついつい声を上げる。
ちなみに、

ただの札幌人よりかは
小樽の歴史は知っているつもりだが、

そこですか?!
知らなんだ!

のコツを
今崎さんは心得ており、

すっかり私は観光客だ。
景色の良いところで、

人力車に乗ったまま
写真もパチリ!と撮ってくれる。


『ちょっと加工していいですか?
素敵になりますよ』

と、
セピア色にしてくれる。

ふふふ
なんて素敵!

完全に観光客になった私は
超満足で人力車を降りたが、

あーまた乗りたい。

で、
西谷さんちで

撮って貰った写真を
老眼鏡をかけて見てみたら、

あら、おかしいわね。
完全に大正時代の建物と人。

まるであの世から降りてきたみたい。
ミス小樽とはかけ離れている。

あー仕方がないか。
セピア色を載せるのだけはやめておこう。

おばあちゃん、おかえり!
になるから。

皆さま、
一度人力車観光をお楽しみください。

クセになりますわよー

TTMゆいの中野むつみでした。

小樽旅

TTMゆいの中野むつみです。

この3日間は、
小樽歴史の小旅行だった。

と言っても、
通った目的はそれぞれに役割だったり、

仕事だったり、
だったけれど、

終わってみたら、
みんな旅。

そん感じになった。
私は小樽のまちづくりに関わって9年経つが、

一体何回小樽に行ったのだろうか。
月一だとしても、

12*9で108回だけど、
月5もあったりしたから、

そりゃあすごい数、
通ったのだが、

観光はしたコトがなかった。
観光客に歩いて欲しい場所は歩いたが、

観光ではなかった。
それが、

昨日は、
初めて、ニシン御殿旧青山別邸に行った。


今まで66年間、
行く機会がなかった。

おまけに、
私は場所をずっと間違えていて、

札幌から高速で行くと見える山の上にあるのが、
旧青山別邸だと勘違いしていた。

あら、恥ずかしい。

で、昨日は、
旧青山別邸で行われた、

健康応援社さんの設立10周年行事に
お呼ばれして初めて足を踏み入れたのだげ、

まあびっくり!
そして、

よく手入れをされている。
一部分大掛かりにリフォーム?をして、

エレベーターも付けていて、
車椅子の方でも入れるようになっている。

あ、今回はそこのところの写真を
撮らなかったから、

次回は撮って投稿しよう。
こう言う歴史的建造物は

当たり前のように
階段だらけでエレベーター付きはない。

改修なのか、
増築なのかはわからないけれど、

あの車椅子OK!は素晴らしい。

今回は時間がなくて
見学はできなかったけれど、

外から見ただけでも、
当時の裕福さが伝わってきた。

庭も素晴らしい。
旧青山別邸が建ってる場所は、

高島というところで、
今でも漁船がいっぱいいて、

魚関係の仕事をしている人が
多いようだ。

釣り人もたくさん来るから、
高島の野良猫は飢えることがなく、

まん丸だと聞いた。
なるほどねえ。

まあニシン御殿だから、
このお屋敷から

群来を見ていたのだろうか。

祝賀会が行われた大広間からは、
遠くに増毛の山も見えた。

いい景色だ。

土曜日に受付嬢で行った旧寿原邸も
洋を取り混ぜた素敵な建物だけれど、

こちらは
本当に和風建築。

こりゃあ本州の建物でも
ここまでのものは少ないだろうな。

昔の小樽の繁栄ぶりが
伺えるというものだ。

私は、
まるで魂を奪われたかの如く、

9年間小樽に通ったけれど、
小樽の歴史はあまり知らないと

実は今日、
わかった。

今日は、
小樽でインタビュー本番があり、

午後からだったので
その前に人力車に乗って観光をしたのだが、

その人力車の方に
小樽の歴史を教えて貰った。

小樽観光案内人の資格を持つ方で
でも、話がコツを心得ているというか、

たった40分だったのに
お目目パチクリの話ばかりで

面白かった。

皆さま、
改めまして小樽はすごいですぞー

札幌の隣りマチ、
是非どーぞ!

プチ旅を
お楽しみくださいませ!

TTMゆいの中野むつみでした。

まちづくりの一歩は

TTMゆいの中野むつみです。

私が小樽のまちづくりに関わり出して
10年近く経つ。

ある日、
小樽は宝の山だ!

と、
突然気がつき、

無我夢中で仲間を探し、
そしたら神様が

いろいろな方を結びつけてくれて、
2012年11月に、

NPO法人小樽民家再生プロジェクトを
立ち上げた。

宝の山だ!と閃いてから、
1年と2ヶ月が経っていた。

事業の中心は、

小樽の魅力ある古い建物の所有者と
そこを使いたい方たちを結びつけること。

絶対うまく行くと思ったけれど、
どこに所有者がいて、

どこに使いたい人がいるのか、
全く分からず、

NPOの会議はいつも
理念的な話に終わっていた。

そんな時、
仲間の川嶋さんはいつも、

怒って悲しんだ。
『今日もまた、古い家が壊された。』

川嶋さんは小樽のUターン組だ。
出て行ってから小樽の魅力に気がつき、

NPOの仲間になった。

さて、どうする?
今度は場所を変えて考えよう。

ある日の会議を
手宮線沿いの有名な古民家カフェでやった。

何かいい案が浮かぶかもしれない。
2階の狭いけど落ち着く空間で

ジャズを聴きながら
みんなで話した。

仲間の八和田さんが言った。
『相談会をしませんか?』

え?
相談会?どうやって市民に知らせるの?

ここからが
我らが仲間の本領発揮だった。

FMおたるに頼もう!
中野さん、話してきて。

道新小樽支社で記事にして貰おう!
あ、俺、頼みに行く!

チラシを撒こう!
町内会には俺が行く!

場所は、、
などなど、

あっという間に
相談会は実現した。

でも、
誰が来るのだろうか?

不安の中始まった相談会。
だったが、

何と、
8組の方が来てくれた。

圧倒的に
使いたい方だったが、

中には小樽の名物、
三角屋根の持ち主の方もおられた。

その後、
相談会は続いているが、

1回目のマッチング成功事例が
健康応援社さん。

社長の小林さんは、
高齢者がデイサービスに行くのではなく、

いつまでも元気でいられるような
場所を作りたい!との思いで、

小樽での拠点を
探しておられたのだ。

私は今でも覚えている。
相談会にみえて、

真剣にお話をされる小林さんの姿を。

今日は、
その健康応援社の設立10周年祝賀会が

旧青山別邸で行われ、
私も参加予定だ。


このNPOは昨年、代表のバトンを
小樽在住の石井さんに渡した。

とっかかりは
よそのもの私。

でも、
丸9年経って、

活動の中身が深くなり、
代表は地元の人の方がより良いことが

できるようになってきていた。
私は今、

NPOのただの会員として、
色々活動を支えている。

私はこの10年で学んだことがある。
それは、『全ては歴史の中でつくられる。』

石井さんに教えて貰った。
さあ、小樽での学びをもとに、

これからも
日本中のまちづくりに

関わりたいと思っている。
お節介おばさん出動だ!

TTMゆいの中野むつみでした。

何とかの冷や水?

TTMゆいの中野むつみです。

どうゆうんでしょうね。
昔から、行けー!みたいなのが好き。

例えば、
看護婦時代は、

当直の時、
救急車が何台も来ると燃える。

さあ!やるわよ!
みたいな感じだ。

だから働いた場所も、
安定はなくERみたいな病棟だったり、

できたばかりの病院で
新米看護師たちと

行くわよ!と、
深夜まで働いたり。

それは仕事が変わっても同じで、
私のもう一つの職場、

補償セミナリーというところでは、
数年前まで山の木の調査をしていた。

これは、
道なき道を登り、

測量のボッコを目印に、
斜面に生える樹木をぜーんぶ調査する。

いやはや大変。
運動をしたことは一度もない私には、

全く不似合いな仕事だったけれど、
ただ一つ私にあっていたのは、

困難な山になればなるほど
燃えるのだ。

ただし、
会社に戻ってからは死んだようになるが。

その癖が、
なんと福井で出た。

福井には
まちづくりの首突っ込みで行ったのだけれど、

暗渠が潰れ、
山の水で古民家が水浸しになるのを

止める工事を
北海道の仲間がしに行ってくれたのだ。

で、
私は見学のはずが、

側溝に詰まった泥と
そこから生えた雑草を取り始めたら、

悪い癖が出た。
よっしゃーやるわよ!

相棒は
泰伸データウエアの小林会長だが、

彼女は日頃から
山の木を植えたり、

なんだかんだと肉体労働をしているから、
なれたものだが、

私といえば、
その山の木の調査も8年もしておらず、

今は
着物を着て

おほほおほほ
と生きているのに、

スイッチが入っちゃったんだなあ。
悪いことに。

おまけに、
この日も着物姿だったのに、


着物を端折りあげ、
その下にズボンを履き、

上はウインドブレーカー、
もち、長靴だ。

これらは持ってきていた。
荷物の中に。

だって、
現場の必需品だったから。

いやはや、
小林さんもまさか、

ジャンバーの下に帯があるとは
気がつかなかった。

たった30分間、
よいしょよいしょと、

草を抜き
泥をとり

やっただけなのに、
これが疲れた。

が、
疲れが出たのは翌日だ。

新横浜で行われたインタビュー本番では、
顔はむっちりと腫れ、

足腰は痛く。
あーそうだよね。

私ができる労働ではなかった。
でも、どうにか腰を痛めずに終わったのは

帯のお陰だ。
帯がコルセットの役目をし、

私の腰を守ってくれたのだ。

当たり前に汗だくになったが、
この着物は優れものだった。

全くシワにならない。
一体何という着物だろうか。

リサイクル着物だけれど
まだ、躾糸が付いていた。

これは出張には、
もってこいの着物だわ。

良いお買い物をしたわ!
でも、

今度からは
肉体労働は若者に任せよう。

と、
思う。

TTMゆいの中野むつみでした。