なんで旭川?

TTMゆいの中野むつみです。

久しぶりにブログを書くなあ
と、思って前回のを見たら、

あら!また旭川!
おかしいなあ。。。

よほど旭川に縁があるらしい。

昨日は、旭川扇松園をお借りして
事前インタビューを行った。

お相手は
日傘職人飯沼一二美さん

店名は【スーヴニール】
フランス語で思い出という意味。

主に着物を使って日傘を作っている。
勿体ないの気持ちを

日傘作りで表現しているそうだが、
いやあ、芸術品だ。

写真は
大正時代の留袖を使った日傘。


絵合わせがめっちゃ難しいそうで、

『最後に傘を広げるまで
出来上がりがわかりません。

だから、
広げた時の興奮がたまらない!』

のだそうだ。

一種の勝負みたいだなあと
お話をお聞きして思ったけれど、

実は飯沼さんのもう一つの顔は
競馬の騎手の勝負服を作る人。

競馬の本番で騎手が着るから
勝負服!

には違いないが
飯沼さんはその騎手たちに惹かれて

この服を作り始めたそうだ。
本当に勝負に賭ける人たちで

縁起も担ぐから
飯沼さんも騎手達には

いつも笑顔を見せていると言う。
『だって、私の服を着てくれているのに、

私がブスッとしてたら
勝てない気がするでしょ?』

確かにそうかも!
そんな飯沼さんがなぜ、

着物を使った日傘作りを
するようになったかは

インタビュー本番を聞いて頂くとして、
飯沼さんが作る日傘は

本当に素敵だ。
私は自分が

女学生だった時に着ていた着物と
コートを使って日傘を2本作って貰った。

私は傘が嫌いで
濡れても持たない!のに、

日傘は好きで必ずさす。
着物に日傘って合うのよねえ。

飯沼さんのお話だと
日傘発祥の地はフランスなのだとか。

だからいつかフランスで
展示会をするのが夢。

フランス在住の
有名な画家が描いた金魚の絵の日傘は、


お値段を聞いたらひっくり返るので
内緒。

自分の思い出の着物で
日傘を作ったことがきっかけで

インタビューをさせて貰ったけれど
意外なお話ばかりで

昼食も入れた4時間は
あっという間に過ぎ去り

飯沼さんは
競馬が開催されている門別に

車を走らせて行った。
すごいエネルギーの人だ。

で、私はその後、
扇松園でzoom打ち合わせをして

夕方から、
旭川に来ると必ず寄る

グラースに行った。
北海道の

アカエゾマツからつくる
精油アロマが有名な所だが

その他天然アロマオイルを
その時の体調に合わせて調合して

全身のセラピーをしてくれる。
いやはや気持ちよかった!

2時間たっぷり施術して貰ったら
体が十分の一の軽さになったみたいだった。

知らないうちに
疲れが溜まっていたのねえ〜

良い話を聞いて
良いセラピーを受け

美味しい料理とお酒を
定宿で頂く。


やっぱ
旭川は良いなあ

TTMゆいの中野むつみでした。

旭川の街のような人!

TTMゆい中野むつみです。

先日、旭川の
武田商店株式会社武田壮平社長の

インタビューをしてきた。
壮平社長は只今43歳で

四代目だ。
なんと言うのかな〜

武田社長とは言わずに
壮平さんと言いたくなる人。

まあ一言で言えば
格好良いのだが、

それは見かけだけじゃあなくて
考え方、生き方、真面目さ、

全てが格好いい。
でも、格好はつけていない。

武田商店は
壮平さんのひいおばあちゃんが

22歳の時創業した会社だ。
大正8に若い女性が起業するって!

と、驚きだが、
すでに亡くなっておられて、

その時のひいおばあちゃんの気持ちを
聞けないのが残念だ。

最初は製箱業から始めたそうで
当時は夏場は暇な業種だったから、

では!と、
冬場に氷を保存して夏場に売る!

と、氷雪事業を開始し、
それが今に引き継がれている。

すんごいねええ。
詳しいことは本番を聞いてもらうとして、

そのひいばあちゃんの商売人の血は
明らかに壮平さんに引き継がれていると

お話をお聞きしながら
確信した。

今、壮平さんは、
氷雪事業の暇な冬場を利用し、

焼き芋と焼き芋から作る干し芋を
製造販売して、

売れてます!状態だ。
なんかセンスが良いのよねえ。

干し芋のパッケージが
惹かれる感じ。

いつも思うのだけれど、
センスが良い人は

事業をしてもセンスが良いし
食べるものを作っても美味しい。

あれはどうゆうことなのかしら。

因みに
本番は壮平さんのご自宅で

撮影をした。

『え?ご自宅にお邪魔して良いの?』

だってねえ。
奥様に申し訳ないでしょ?

なので
本番当日は

奥様の麻衣さんは
朝からお掃除で

私を定宿扇松園に
迎えに来てくださったのは

壮平さんだった。
申し訳ありません。と

頭を下げつつ
ちょっと嬉しい。

だってねえ、
格好いい若手社長とドライブなのですよ〜

これは男女問わず
年齢に関係なく

ステキな異性と一緒にいるのは
楽しいのだ。

ふふふ
なんて気持ちは出さずに

車中でインタビューの話をしながら
ご自宅に着き、

玄関に入って驚いた!
なんとスタイリッシュなおうち!

インタビュー始める前に
ご自宅を全て見せて頂いた。

これは全部
壮平さんがデザインし

建築士さんに図面に仕上げて
貰ったそうだ。

あひゃああ!
このおうち、格好良いだけではなくて、

合理的であり
そして、

愛する奥様と猫ちゃんたちのことを
しっかり考えて作られている。


なんかすごすぎる。
ここまで全てが格好良いと

近寄りがたさを感じるところだが、
壮平さんにはそれがない。

不思議。

壮平さんは、
昨年の11月にもう一つ会社を作った。

旭川と言う地場にある会社を
強くするための会社だそうだ。

旭川には
格好良くてシャイな青年経営者が

沢山いる。
壮平さんもそのお一人だけど、

まるで旭川そのものだ。
誠実でシャイで格好いい。

これから旭川という街は
伸びるだろうな。

旭川でインタビューを続けていて
そう思う今日この頃である。

TTMゆい中野むつみでした。

思いつきのように見えるけれど

TTMゆいの中野むつみです。

私は感で動く。
ある意味、思いつき人間だが、

私の中では
思いつきではなく、

どうも無意識の中で何かが繋がった時、
思いついた!状態になるようだ。

その一つが
2011年に思いつき、

2012年に立ち上げた
NPO法人小樽民家再生プロジェクトだ。

小樽の古い民家を見かけはそのままで
中を快適にして暮らしたらどんなにステキ!

と言う思いが湧き上がり、
小樽に知り合いが一人もいなかったのに、

多くの方々がご縁を繋いでくださり、
NPOが実現した。

小樽の古い建物の所有者と
使いたい方をマッチングさせる事業だ。

この時、地元の柱になってくれたIさんは、
小樽愛に燃えている人なんて言葉では表せないほど、

小樽を愛して愛し抜いていて、
去年からIさんがNPOの代表を務めてくれている。

Iさんは、
『うちのNPOでマッチングして

移住してきてくれた人たちを
インタビューしてホームページに載せようや』

と提案をしてくれて、
まずは私がインタビュアーになり、

収録が始まった。
昨日は4人目、

金継師村岡亜佐美さんの
インタビューだった。

ついでにと言っては申し訳ないが、
『ゆいトークの方もお願いします!』と

お願いして、
ふたっつのインタビュー録画をしてきた。

場所は
もちろん村岡さんが借りている小樽の古民家だ。


もうすぐ100歳となるその建物は
所有者の方の了解のもと、

今、村岡さんのご主人で大工さんの
Wさんが大リノベーション中。

ただし、
見かけはそのままで、

中身を暖かく頑丈に変えている。
それはまさに中身のリノベーションで、

内装もできる限り
元の形を生かしているし、

使う材も古材を使い
新しさが出ないように工夫をしている。

村岡さんとWさんは、

小樽に村岡さんが移住して
暫くして出会い結婚した。

お二人のお話をお聞きすると
どうも二人の中を取り持ったのは

この古民家のようだ。
Wさんは、Iさんに負けず劣らずの

小樽愛に燃え、
そして小樽にある古い建物が大好き。

大工さんになったのも
小樽の建物を自分の手で直したい。

残したい。
の思いからではないかと、

思うほどだ。

結婚したおかげ?で、
村岡さんが愛している三角屋根の古民家は

この後
ずっとずっと

村岡さんの工房として
生き続けていくことができるだろう。

NPOを作って、
あー良かったなあ。

昨日は本当にそう思った。
NPOを作ろう!と言った時、

Iさんも、
一緒に集まってくれた人たちも

誰一人として、

『そんな思いつきでNPOを作るなんて』とは、
言わなかった。

うん!やってみよう!
と集まってくれた。

多分、
そうやって始まる思いつきは、

思いつきじゃあないのだ。

一緒に歩いてくれた仲間たち
移住してきてくださった皆様

本当に本当に
ありがとうございました。

TTMゆいの中野むつみでした。