小樽と関わって

TTMゆいの中野むつみです。

小樽のまちづくりに関わって
9年が経った。

9年前の9月、
久しぶりに訪れた小樽で

私は閃いた。
『ここは宝の山だ!』と。

小樽にある古い建物は
人を惹きつけてやまないことに

気がついたのだ。
それから闇雲に仲間を探していたら、

小樽への愛情なら
誰にも負けない人たちに

巡り合うようになった。
そしてNPOを作った。

全くわからないことに
知り合ったばかりの人たちと

取り組むのだから
無謀としか言えないけれど、

あーだの
こーだのを乗り切り

この活動は大きく前進し、
小樽市と協力して、

旧寿原邸の一般公開や
古い小樽の建物を利活用するマッチングも

数多く行えるようになった。
そして、

去年から始めた札幌チカホ空間での
パネル展は

今年も行うことができた。

今年は、
石蔵再生パネル展だ。

力仕事やパソコン仕事は
全くできない私も

枯れ木も山の賑わいで
参加している。

この活動は、
NPO法人小樽民家再生プロジェクト

と言って、
自慢しちゃうと

まちづくり法人国土交通大臣審査委員長賞

と言う長い名前の賞も貰った。
小樽市からも賞を貰ったし、

多分小樽での知名度も
高まったと思う。けど、

残念ながら、
小樽の宝である古い趣ある建物は、

かなりの数壊され、
今も、え?!あの建物が壊されるの!

状態が続いている。
それを見るにつけ、

この活動がもっと力をつけないと!
と、神様に言われているようだ。

今年から、
私は事実上NPOの代表を降りている。

それは、
この活動を次の段階に進めるためだ。

自分が
一から始めた活動だから、

自分にとって
とても大事なものだけれど、

だからこそ
代表を次の人に渡す時期も

わかるのだ。
パネル展も手作りである。

30代から60代の
小樽と札幌の男女が

適材適所で頑張る姿に、
あー作ってよかったなあ。

と、
9年前の9月を思い出している。

コロナ禍中でも
全国の市町村が生き残りをかけて

テレワークにぜひ我が町村を!

と、
色々な取り組みを始めた。

国外の観光客は
しばらく当てにできないから、

どこも必死である。
私は、こう言う競争は大歓迎だと、

思っている。
企業と一緒で、

競争した方が
頭を使って良いものが生まれるから。

私は札幌生まれの札幌育ちだ。

小樽に関わったのは
前世の関係かしら?

と思うほど、
何故こんなに頑張っているのか

よくわからないけれど、
代表を降りても

小樽のまちづくりを
応援したいなあと

チカホを歩く人たちに
笑顔を振りまいている。

パネル展は明日まで開催。
小樽の石蔵が再生されている姿を

是非ご覧ください。
私も着物姿で待ってまーす!

TTMゆいの中野むつみでした。