心の中の掃き掃除?

TTMゆいの中野むつみです。

ワタクシ、
ただ今、心の隅の、

差別意識撲滅作戦を
実施中であります。

人間の無意識ほど、
恐ろしいものはないと

近頃思うのですが、
例えば、

この差別感。
まさか、自分にはないわよー

そんなものは。
だってワタクシ、

知性を持って生きていますもの。
と、

ずうううううっと
思っていたのですが、

ある日、
自分の中にわずかにある、

障害者への差別感に
気がつきました。

ものすごーくわずかですが、
差別感がない状態って、

あなたも私もおんなじ感覚。
お互いを意識しない状態だと

思うのですが、
あ!私の中に差別感がある!

と、
気がついたのは、

今から17-8年前でしょうか。
それから、

気がつくことに、
その無意識と戦っていたのですが、

ある時、
友人にその話をしたら、

『むつみ、普通に障害者の中へ
入ればいいんだよ。』

と、
言われました。

でもなあ、
どうやって入っていくのかな。

と、
思っていたら、

昨年、
偶然にもその機会がやってきて、

今度
ユニバーサルマナー検定も

受けることにしました。
差別感は、

他にも見つけました。
それは、

小樽のNPO活動をしていてです。
こちらは、

アジア系外国人に対する
差別感です。

なんということでしょう!
私って、そんな人間だったの!

と驚き、
ガックリきましたが、

また不思議なことに
アジア系外国人の知り合いができました。

すると、
摩訶不思議。

差別感が
どんどん消えていきます。

そして本日、
わずかに残った民族差別の意識が

私の中から消えました。

それは、
昼に入った定食屋さん。

私の隣は、
年長さんくらいの

元気な女の子を連れたご夫婦
でした。

で、
突然、

その子が
お父さんに聞きました。

『センジュウミンゾクって何?
アイヌってなに?』

多分、
雪祭り会場で耳に挟んだのでしょう。

お父さんは、
うーんと唸って言いました。

『池の水を全部抜こう!
って、テレビがあるでしょう。

その時現れた、
昔からその池に住んでる魚が

先住民でアイヌ。
外来種が北海道の人で、

でも、両方とも日本人で、
池の住人』

すごい!
お父さん!

と思ったら、
お嬢ちゃんが言いました。

『じゃあ魚なの?』

うーん、
年長さんには難しかったかな。

でも、
私、すんごく納得したんです。

この北海道という池に、
もともと住んでいたのはアイヌ。

そこに和人がやってきた。
上ノ国には、

当時の仲良く暮らしていた模様が
展示してあるとこがあります。

長い歴史の中で、
心ないことをしてしまったけれど、

今は同じ日本人。
そー言い切ったお父さんに、

なんの差別感も
ありませんでした。

そうなのだ!
と思った途端、

私の中の小さな差別感は
フーッと消えました。

今日は最高にいい日だ!
と、その親子に感謝です。

TTMゆいの中野むつみでした。