忘れていたけれど、ありがとう!

TTMゆいの中野むつみです。

人との出会いも
着物生活の始まりも

実は
ちょっとしたきっかけから

始まっていたことを
Facebookが教えてくれた。

これは4年前の写真だ。

愛知に住む長女が
孫の入学式に着物を着たいから
送ってくれと言ってきた。

長女の訪問着は
私の母が作ってくれて
我が家に一式あったが

その頃の私は
全く着物のことがわからず、

何が足りていて
何が足りないのか
って言うかこのまま送って良いの?
状態だった。

で、悩んだ末に、
少しだけ知り合いだった
着物卸業株式会社和光の
田中傳右衛門会長に
『どうにかなりませんか』と
泣きついたのだ。

そうしたら、
『うちの臼杵をご自宅に派遣しましょう!』

と言ってくれて、
【おあつらえHANA】の
臼杵店長が出張して来てくれたのだ。

あのお〜
何を何すれば良いですか?

まず
ずーーーーーと畳んでいたので、

アイロンが必要なところに
アイロンをかけてくれて、

なんと!アイロンも
手拭いも持参だった。

ありがたーい

長襦袢には
半衿をつけてくれて、

あれはなんと言うのでしょうか?
洒落た色半衿も何枚か持って来て
着物に合わせてくれて。

帯締めはどちらが合うかしら?
と、我が家にあるものから
決めてくれて、

バックと草履は
娘が二十歳の時に買ったものだったので、

こちらはどうですか?
と、品の良い大人可愛いを
薦めてくれた。

この出張をして貰い、
どれだけ助かったか知れない。

何せ私、
ボタンも付けられないほどの不器用で

我が家に針箱は
なかったくらいだから。

臼杵さんは
そこんところもよくお分かりで
針箱も持参してくれた。

あーなんとすごい!

これが臼杵美紀ちゃんとの
初めての出会いだった。

そして、
この日から一年後

私は着物を
着られるようになろうと決意する。

札幌きもの学院の遠藤院長に
個人レッスンをしてもらい、

『インタビューは絶対着物!』と決めた。

ならば着慣れるしかない。
週5は着物で過ごす!

として練習を開始。
叔母や祖母が残してくれた
形見の着物をいっぱい着た。

そのうち
自分の着物が欲しくなり、
そうだ!臼杵さんに相談してみよう!

で、初めて普段着の着物を
おあつらえHANAで買った。

それから
美紀ちゃんとの付き合いは
どんどん深くなり、

インタビューも頼むことになった。
店長として出演してくれているのは
臼杵美紀さんだけだ。

で、株式会社和光の
田中社長、田中傳右衛門会長と
下から上に上がる感じで
一つの会社で3人の方のインタビューを
させて頂くことができた。

私は今、
美容院と鍼灸に行く以外は
着物で出かける。

自宅では
二部式と呼ばれる簡易着物でいる。

体型はびっくりするほど
寸胴になり、
服は合わなくなった。

だから
これからも着物で過ごすだろうなあ。

あの時すっからかんだった着物コーナーは
ぐちゃぐちゃになる程小物も増え
4年前とは大違いだ。

わざわざ来てくれた美紀ちゃん
ありがとう!
あなたのおかげで
私の着物人生はスタートできました!

TTMゆいの中野むつみでした。