幸せのお裾分け

TTMゆいの中野むつみです。

穏やかな秋日和。
本日は、インタビュー本番で旭川。

旭川の老舗旅館扇松園の取締役で
女将さんの旦那様のインタビューだ。

事前インタビューをしたとき、
このご夫婦の心のピュアさに惹かれ、

是非本番で使おう!
と、思って買ったのが、

お多福とひょっとこの
帯留め。

仁美女将と和弘さんに
怒られそうだが、

ご夫婦の温かさを
表現しているようで、

一目惚れで買ったものだ。
きっと温かい本番になるだろうと、

今から心が温いが、
実は昨日も心があったまったことが

あった。
それは、小樽旧寿原邸での

出来事だった。
旧寿原邸は、

ただ今一般公開中で
私も参加しているNPO法人

小樽民家再生プロジェクトが
小樽市から委託を受けて運営している。

で、
昨日は、

和菓子の講習会だった。
小樽の和菓子屋さん牧田のご主人が先生。

で、
運がっぱとお花の練り切りを

作る。
三階の和室がお教室で

生徒さんは
小樽札幌安平など

様々なところから集まった老若男女だ。
そうなのだ。

若い女性から90歳の男性まで
講師の先生の指導のもと、

和菓子を作成した。
一体どんなことになるのかしら?

と、
主催者なのに

?マークだったけれど、
終わった時の皆さんの笑顔を見て、

その成功は確実だと
思った。

参加者の中には
私の友人でお片付けのプロ、

廣澤克美さんがおられて
お母様も連れてきて下さっていた。

コロナ以降
閉じこもりがちなお母様を

気遣ってのご参加だった。
初のご挨拶の時は、

緊張されていたお母様だったが、
終わって三階から降りてこられた時は

満面の笑み、
『楽しかった〜』と、

言ってくださり、
その笑顔に私の心もあったかくなるほど

だった。
旧寿原邸は、

築100年以上の邸宅だけれど、
どこか温かい感じがする家で

その客間でのお菓子作りを
きっと寿原邸の魂も

喜んで、
見守っていたのではないかと

思ったが、
和菓子のもつ温かさも

そこに加味されたような気がする。
よく手を洗い行われた菓子作り、

作り手の温かさが
菓子に伝わったのでは

ないかと思うほど、
皆さんの出来栄えも素敵だった。

廣澤克美さんのお母様の作品と

克美さんの作品。

よくみるとそっくりで
克美さんの器用さは母譲りか。

ちなみに
参加者の作品は皆微妙に形が

違っていた。
まるめかた潰しかたが

ちょこっとずつ
違うのだ。

帰り際に、
『来年もまた開いてください』

と言うお言葉も貰い、
あーやって良かった!

と、つくづく思った。
旧寿原邸の一般公開も、

私のインタビューも、
結局私が皆さんから

幸せのお裾分けを
頂いているような気がする。

さー旭川でも
いっぱい幸せのお裾分けを

頂いてこよう。
空もすっかり秋晴れになった。

TTMゆいの中野むつみでした。