心の友は

TTMゆいの中野むつみです。

ここ数日、
札幌は真冬。

少なかった雪も
あっという間に積もりました。

が、
実は、

北海道の雪は、
2月に降っても溶けるのは

早いんですよ。
不思議だなあと、

思うのは、
11月12月から降った雪が

多いときは、
雪解けが遅い。

というか、
溶け方が遅いのです。

これ、
別に気象庁の人が

言ってるわけではなくて、
北海道に生まれて、

北海道に生きてきた私の感じ、
ですが、

親や祖父母も
そー言っていたから、

多分当たってます。
だから、

春はもうすぐ!
で、

春になると
必ず思い出すことに、

看護学校に入った時のことが
あります。

あ、私、
昔は看護婦をしていました。

学校は、
市立室蘭高等看護学校

と言いました。
父がその頃、

胆振支庁というところに
転勤になり、

まあそんな関係で
札幌から行ったのですが、

入学通知と一緒くらいに、
入学生代表挨拶通知も

来たのです。
あんりゃあ、

もしかして、
入学式で読むやつか?

困った。
どうしよう。

ちなみに私、
国語力はなく、

だいたい、
どー言う書き出し?

と、
思ったけれど、

まあいいか、
と思って、

自力で書いて
教務の先生に出したら、

すぐに
突っ返されて、

全面書き直しを
命じられました。

がーん
どうする?

で、
私は、

寮の赤電話に飛びつきました。
その頃は携帯も

iPadもありませんから。
電話の相手は、

高校の友人、
私の心の友でした。

彼女は、
国文科に入学しただけじゃあなくて、

小学生の時に
すでにお父様の書庫の本を

全て読んだと言う人、
とにかく素晴らしい国語力でした。

M、頼むから、
挨拶文を速達で送って!

感情を込めるとこだけ
自分で追加するからさあ!

いやはや、
多分、入学式の数日前だったと

思います。

おむつー
まったくー

と、
彼女は言いましたが、

あ、おむつって、
私のニックネームです。

すぐに、
お願いした挨拶文が届き、

私はまるで、
自分で書いたような顔をして、

読み上げました。
もちろん、

本人でしか書けないところは、
自分で書きましたが。

そーしたら、
教務の先生、病院長、

市役所のお偉方様、
皆様から大変お褒めの言葉を

頂きました。
特に教務からは、

『最初から、
こー書いて下されば良いのに』

と、
言われましたが、

私は、
ほほほと

笑って答えました。

私を救ってくれたMは、
今でも心の友ですが、

しばらくは
会っていません。

今時は、
Facebookの投稿で

元気でいる事を
知るくらいです。

でも、

彼女にとって私が
どんな存在かはわからないけれど、

私にとっては、
今でも、

一番の心の友ともなんです。
不思議だなあ。

遠く離れていても
会うことはなくても

ずっと
心の友。

そー言う存在がいる事が
幸せだと感じる今日この頃です。

TTMゆいの中野でした。