ハルチカシ!

TTMゆいの中野むつみです。

すこーしずつ
春。

嬉しくて
我が家のお雛様を出してみた。

これは
亡くなった義母の紙人形だ。

義母は駒子の紙人形の先生だった。

昔はただ上手!
くらいにしか思わなかったが、

今見ると
半端ない上手さだ。

この形の他にも
お内裏様も座っているのがあったが

それは長女に渡した。

わさわさ生きていたせいか、
去年までは、

ゆっくり飾る余裕もなかったが、
今年は飾ってみた。

多分家の中で一番目立つ場所だ。
玄関に飾ろうとも思ったけれど、

それでは義母が
寂しいだろうと思いやめた。

みんなの声が聞こえるところが
良いに決まってるものね。

みんなと言っても
夫と私だけだけれど

きっと喜んでくれていると
思う。

で、
玄関には、

多分12年前に買ったと思われる
牛の張り子のお雛様と、

昨年買った貝あわせを
飾った。

こちらは、
御雛人形司山田祐嗣氏が作られたもので、

ご自宅で行われた雛人形展を見に行き、
思わず買ってしまった。

小さな貝に書かれた図柄が
この上もなく可愛かった。

山田さんの今年の雛人形展は
ご自宅の他に、

札幌資料館にも展示されるようで
今から楽しみだ。

それにしても
人形は不思議だ。

昔から伝わるお雛様でも
現代のお雛様でも、

そして、
紙人形のお雛様でも

魂が宿って見える。

そう言えば、
子供の頃持っていたセルロイドのキューピーさん、

別に雛人形ではないけれど、
母が捨ててしまった時のことを

今でも覚えている。
私は台所の横にあった階段に座り、

母から、

キューピーさん、捨てたよ。
凹んじゃって壊れていたから。

と、
言われ、

とても悲しかったけれど、
うん、と頷いた。

と、思う。
不思議だけれど、

うずくまって階段に座る自分の姿が、
目に見える。

セルロイドの人形は
何かにぶつかったりすると

凹んじゃうのだ。
それでもいつでも大事に抱えていた。

確か
祖母か祖父が買ってくれたものだった。

今だったら
人形供養があるんだけれど。

でも、
私も娘たちのぬいぐるみを

捨てたなあ。
大きなチンパンジーのぬいぐるみや

ゾウさん、
そして夫が

ユーホーキャッチャー?
で取ったどうでも良いようなぬいぐるみ。

もう!捨てるからね!

とゴミ袋に入れたわ。
今でも娘たちに恨まれているが

娘たちも母になり
孫のおもちゃを捨てているから、

まあ仕方がないわね。

でも、
この紙人形のお雛様は大事にしよう。

今まで40年近く
よく壊れずにいてくれたと思う。

お内裏様の帽子が
少し曲がっているけれど

下手にいじると壊れそうで
このままそっとしておこう。

あとは美味しい白酒と
桜餅。

もうすぐ
本当に春が来る。

TTMゆいの中野むつみでした。

食器の魅力は

TTMゆいの中野むつみです。

いやあ
世の中には不思議なことが

いっぱいあるもので、
お陰で丸1週間、

ブログを書くことができず、
本日おかげさまで復活!

で、
よし!書こう!と思ったのが、

先日買い求めた食器のこと。

私はどうも、
料理には興味がないけれど、

食器は好きなようで、
それに気がついた途端、

良い食器を
探し求めるようになった。

そのきっかけになったのが
この白い小皿と中皿。

なんとも言えない優しさと
品の良さ。

買い求めたのは
友人が経営している和田硝子器店。

友人は、
まさにこのお皿のような人で、

優しさと美しさと
気品があり、

あー全てが大好き!
な人なのだけれど、

このお皿の一枚を
夫が割ってしまい、

まあなんですよ、
ここで怒っては、

洗い物をしてくれなくなるから、
笑顔で『うん、また買ってくるわ』

と言った。が、

いや待てよ。
夫は責任を感じているから、

もっと欲しい食器を買うチャンス!
と、

はははと笑って、
また買いに出かけた。

ほほほ
嬉しいなあ。

で、
久しぶりに訪れた和田硝子器店には、

また新しい食器がいっぱい入荷しており、
さほど大きくはない店舗の中を

私は目を皿にして
ご縁を追い求めたのだが、

一番に目に止まったのが
このお店に似つかわしくない、

プラスチックの蓋がついたコップ。
と、そのままを和田さんに言ったら、

なんとこのコップは
フランス製で

れっきとしたワイングラスだと言う。
そういえばフランスでは

水の如くワインを飲むんだった。
で、この蓋は、

デリバリーの時代、
お店で提供しているワインが欲しい方用の

蓋。
日本酒のコップ酒の蓋より、

はるかにしっかりしていて、
溢れない。

コップも厚みがあり
これで400円なら、

私も欲しい!
と思って買った。

キャンプに持って行ったりすると
重宝らしいが

キャンプにいく気もないけれど、
なんだか惹かれちゃったのですよー

で、他には何か良いものは?
あ!これ欲しい!

あ!あれ欲しい!
と言ったけれど、

お値段を聞いて断念。
だって、

何度も言うけれど
私は料理をせず、

買った惣菜を
乗せるだけだからなあー

それにしても
フランス製のアンティークのお玉。

素敵だった。
フランスでは

お玉とは言わないんだろうけれど、
素晴らしいお玉だった。

いつか
料理に興味が湧くようになったら

買おう。
と決意し、

私でも使えそうな
お皿と器を買ってきた。

お皿の上に
小さな器を乗せると

見栄えがすると
和田さんから教わった。


素敵!

これで
買ってきた惣菜も

美味しそうに見えるわん!

まずは見かけから。
料理も人も

美味しそうに見えないとねー

食器にご興味のある方は
是非どーぞ。

TTMゆいの中野むつみでした。

仕事の意味は?

TTMゆいの中野むつみです。

初めて
20代男性のインタビューを

させて貰うことになった。
それは、

菅野優斗さん。
津軽三味線奏者だ。

若干25歳。
前回本番収録をした菅野孝山先生の

お孫さんでもある。
前回の収録で三味線の演奏をして頂き、

こりゃあ
孝山先生と優斗さんの

コラボインタビューを!
と思ったのだ。

で、
早速申し込んで

本日は事前インタビューを
扇松園さんをお借りして行った。

私も若い青年に緊張をしたけれど、
優斗さんも緊張をされていたようだった。

だって、
おばあちゃんみたいな年齢の人に

色々聞かれるわけだから。

お話の内容は
インタビュー本番までお楽しみ!

だけれど、
まずびっくりしたのが、

津軽三味線奏者として
ちゃんと生活が成り立っていること。

優斗さんは
若くして結婚されて

年下の綺麗な奥様との間に
3人のお子様がおられる。

変な言い方だけれど、
ミュージシャンは数多くいても

生活が成り立つのは
少数だと思う。

で、
もっとびっくりなのが、

家庭をとても大事にしていて
仕事と家庭の両立を常に考えている。

もちろん津軽三味線への思いは
誰にも負けず、

語り始めたら
止まらないほどだ。

でも、
津軽三味線を頑張って

家庭が壊れてしまうのでは
頑張る意味がなくなる。と、

言い切った。

私は女性だけど、
家庭より仕事を優先したところがあり、

いつも
仕事か家庭か、

悩んでいたし、
と言うより、

どうして私だけが
好きに仕事ができないの!

みたいな感じで
夫と喧嘩もよくしていた。

結果、
子どもたちは私の両親の力無くしては、

育たなかったと思う。
夫は当たり前に仕事優先、

それは今でも変わらないと思うが、

菅野優斗さんの話を聞いていると、
両立が大前提での仕事なのだ。

それは
コンサートの時間にも

現れている。
2月14日日曜日に

旭川で開かれるコンサートは
13時と16時の2回開演。

今回は
50人までの人数制限があるけれど、

この時間は
休日では当たり前になっていると言う。

もちろん、
平日は夜の仕事もあるけれど、

コンサートは休日の夕方までに
終わらせることが多いと言う。

お客様も夕食時間を
遅らせることなく

演奏会を楽しむことができるが、
奏者にとっても

夕食を家族で
食べられると言うことだ。

なんだか考えてしまった。
1日は24時間しかないから、

仕事と家庭は
どっちが多く時間を取るか、

結局は対立になると思っていたけれど、
きっとそんなことはないのだ。

本当に時代は大きく
変わっていくのかもしれない。

一番大切なことはなんなのか?
なんのために仕事をするのか、

若い青年の話を聞きながら
改めて考えている。


TTMゆいの中野むつみでした。

話をして頂くと

TTMゆいの中野むつみです。

朝は小降りだったのに、
おおお!と言う雪。

おまけに
風もついてきた。

が、
今日は、

廣澤克美さんインタビュー第二弾!
の事前インタビューなので

街に行く。
最も、夫が休みなので、

地下鉄真駒内駅まで
送って頂く。ここは敬語。

大事だ。
おまけに待合場所は、

地下街。
全く雪に関係なく動ける札幌は

ありがたい。
帰りも、

真駒内駅まで迎えに来てもらうので、
もちろん着物だ!

きゃは!
色々支えられてのお仕事。

お陰で、
インタビューのアップも10回になった。

まだアップ待ちもあるから
ありがたい限りだが、

ありがたいと言えば、
9回目アップの

日新運輸株式会社代表取締役
森 俊一さんが、

ご自分で話していたインタビューの内容を
なんと!

社員募集のチラシ?
それも週刊誌のトピックス風に

書いておられた。

すごい才能だと改めて感心した。
森さんは恥ずかしがり屋で、

面白い自分を
すぐ演じたがる方とお見受けしたが、

インタビューの中で自分が話した重要部分を
単語にして表現し、

それを週刊誌のチラシ風に
書くと言うのは

国語と美術の両方の才能が
必要だ。

そういえば、
森さんはご自分でも、

『文系ですね。
デザインも好き』

とお話をされていた。
学校もデザイン系。

ご自分で立ち上げていた会社も
インテリアデザインの会社だった。

結婚もして
札幌で起業し、

ちゃんと生活が成り立つ売り上げだったけれど、
ご自分の使命を考えて、

旭川に戻り
お父様の会社を継がれたのだ。

デザインと国語が好きな青年が
運送会社のトラック野郎と共に、

運送業の使命と取り組んだ。
そこらあたりが面白いのだが、

ここで全部書いちゃうと
インタビューを見ていただけないので、

是非ご覧ください。

それにしても、
森さんはよほど国語が

得意なのだと思う。
週刊誌のチラシだから、

一行が短いのに
ピッタンコと言葉を当てはめる。

そう言えば、
Facebookでも、

いつも
ボリュームたっぷりの昼ごはんを

短い言葉で
面白く表現している。

こー言うところに
その人の強みが出るんだなあ。

シャイな森さんは
ご自分のインタビューを

Facebookでシェアしたり
自社のホームページに

中々上げてくれないけれど、
森社長の人柄がいっぱい表現されているので、

是非是非シェア!を
お願いしよう。

さてさて、
今日の廣澤さんの事前インタビューでは、

どんなお話が聞けるだろうか。
きっと、

廣澤さんのまだ気が付いていない魅力が
話されて行くのだろうな。

だから、
インタビューはやめられない。である。

TTMゆいの中野むつみでした。

雪の満月に

TTMゆいの中野むつみです。

朝起きたら、
大雪中。

まっすぐ
雨のようなスピードで

細かな雪が降っている。
こー言う降り方、

大好きだ。
まあなんですね、

雪かきをしたことが
ほとんどないからなあ。

幸せ者です。
夫に感謝!だ。

昔から、
力仕事はしたことがなかった。

あ、看護婦時代は
患者さんのベット移動とか、

車椅子や
ストレッチャーに

移動するときは
やったけれど、

ベッドから
普通の車椅子への移動は

力仕事ではなく、
コツ仕事だし、

ストレッチャーへの移動は
一人では危険なので

絶対しないし、
必要なときは、

ひ弱なお医者さんにも
手伝って貰っていたなあ。

そう言う時は、
遠慮はせず、

推しが強かった。
部屋の模様替えも

好きじゃあなかったし、
要は、

箸より重いものを
持たない生活。

やってもらう側に
徹している。

この性格は
次女に遺伝した。

で、
長女は、

やればできるけれど、
重量挙げ選手の男性と結婚したから、

当たり前に
力仕事はせず、

三女だけが夫に似たので
結婚した今でも、

力仕事をしている。
細い体なんだけど。

思うに
人は皆、自分のやりたいように

動いているんじゃないかしら、
と思うわけだ。

何言ってんの!
石狩の大雪で

雪かきをしないわけには
行かないじゃん!

と、
石狩在住の友人の声が

聞こえてきそうだけれど、
どこにいても、

雪かきを
しないでいようと思う人は

大雪の地方でさえ
雪かきをしないで生活しちゃう。

と、思う。
そういえば、

札幌から小樽に移住して、
猫ちゃんの

保護を目的にするNPOを作った友人は、
雪かきをせずに、

足跡をつけて
生活をしているなあ。

本人が良ければ
それで良いのだ。

雪かきをしたくない私は
マンションに住み、

管理費を払い、
着物を着て

ヘナヘナ女性を演じつつ、
除雪をしてくださる管理人さんや

夫に感謝して、
ほほほと会釈をして

今日も
取材にに出かける。

何に
時間とお金を使うのか

密かに
結構考えて、

これでもいるのだ。
昔は勿体無いと思っていた花代は

今は必要不可欠経費であり、
美しく咲く花に

生きる気を貰い、
茎が折れてしまった蕾に

頑張って!と話しかけつつ、
その生命力に

自然の力強さを
学んでいる。

ふと
窓の外を見たら

少し雪が小降りになっていた。
あーつまんないなー

あの
向こうが見えないほどの

雪の降り方が
好きなのに。

と、
密かに思いつつ、

バス停並ぶ方達にとっては
良かったなあ。

と、思い直した。
はい、自分のことばかり

考えては行けませんよ。
さてと、

そろそろ
夫にコーヒーを入れようか。

これでも一応、
感謝は形で

表しているつもりである。

今日は1月29日
満月だ。

TTMゆいの中野むつみでした。

男性気質は

TTMゆいの中野むつみです。

地場と男性気質の
お話。

私は、10年近く小樽の皆さんと
まちづくりの取り組みをしてきたが、

この中で、
小樽の男気質というものを

これでもか!
と、感じた。

ちょっと見
偏屈。理屈っぽくてよく話すが、

お世辞は言えず、
溢れんばかりに持っている優しさは、

微塵も出さず、
喧嘩早いが謝りベタ。

まあこんな感じだ。
で、

小樽だけが独特の男性気質を
持っているのかと思っていたら、

これがどうも地域で色々あることに
気がついた。

今のところ
よく通っているのは旭川なのだが、

こちらにも
この地域の男性気質があるようだ。

ちなみに、
小樽は、【男気質】、

で、
旭川は、【男性気質】。

この言葉の違いに
すでに気質の違いが表れている。

が、
旭川の男性は

紳士的で恥ずかしがり屋。
こう書いたら、

小樽の男性が紳士じゃないみたいだが、
その紳士や恥ずかしがりの表現が

男と男性の違いなのだ。
うーん

表現が難しい。

私が旭川に通い出したのは
インタビューを受けてくださる方が

旭川に多くいらして、
そうすると、

またご紹介を受けて
また訪れる。なわけで、

その中でよく聞くのが、
【旭川の良さをもっと広めたいのに!】

という声だった。
そうだよなあ。

旭川は良い街だもの。
宣伝が下手くそなんだよね!きっと!

と、都度
お話をしていたが、

わかったのだ。
旭川の男性は、

自分の宣伝が恥ずかしくて
できないのだ。

せっかくインタビューをしたのだから、
自分のFacebookに載せて〜

と、
お願いするのに、

『恥ずかしい』と言って
載せてくれない。

いやあ
今時、店の宣伝だけでは人は来ない。

店主や働いている方々の
素敵な素顔がお客様を呼ぶ。

ことは歴然としていて、
だからインタビューを

させて貰ってるんですから!
と、言ってるのに。。。。

旭川の男性は
シャイで格好良く、

そうそう、
アクを出さない。で、

さらりと生きる感じかしら。
でもねえ、

自分から発信しないと
始まらないのよー

と、思っていたら、
なんと!

旭山動物園の
インスタグラムを見つけた。

私はそんなに
動物が好きなわけじゃあないけれど、

あんなに人気の動物園ですら、
インスタで発信していることに興味が湧いて、

登録したら、
なんと昨日は坂東園長のライブだった。

園長自ら
冬の動物園の中を案内してくれる。

そこには、
園長や飼育員さんの人間性が

見え隠れし、
人間好きの私は釘付けだった。

やっぱりね、
こうやって素の自分を出しながら、

自分の仕事や商売の話を
発信することが大事なのよねー

と、
キリンさんの長い睫毛を見ながら

思ったわけだ。
旭川の男性の皆さま

恥ずかしそうに
でも、誠実に話す坂東園長のように

発信をしましょうよ!
そんなことを感じた旭川の朝である。


TTMゆいの中野むつみでした。

待つこと。。。

TTMゆいの中野むつみです。

何事も、
右か左。黒か白。言うか言わない!

で、
生きてきた私。

中途半端はダメなのよー
愚痴なんか言っちゃあいけない。

言うのは意見だ!
みたいな感じだったので、

社会に出てからは
疎まれることもあったけれど、

我慢ができなくて
手が上がり意見を言ってしまうのだ。

あれは多分二十代後半だったと思う。
私の働いていた病院には組合があり、

私も団体交渉というものに
初めて参加した。

もちろん、
組合での役職もない。

でも何故か、
テーブル席に座り、

斜め向かいには
専務が座っていた。

その日のテーマは、
看護婦が妊娠した時の

夜勤免除の交渉だったと
思う。

当時、
看護婦は妊娠しても三交代で

夜勤があった。
私自身も、

初めの子は
準夜勤終了直後に出血し、

流産しており、
交渉は切実な問題だった。

組合幹部と専務、役員とのやりとりに
私はだんだん頭にきて、

『看護婦が足りなくてできないなら、
患者の受け入れ制限をしてください』

と、
思わず言った。

ら、
専務は机を叩いて、

『私たちは患者さんの命を
預かっている。そんなことはできない!』

と、言った。
正直、

じゃあ私のこの命はどうするんだ!
と、言い返したかったが、

周りの空気から
いうのをやめた。

その交渉が終わった時、
組合の書記長が、

『ごめん、
あれは俺たちが、

言わなければならないことだった。
中野さんに言わさせてしまった。』

と、謝ってくれたが、
私の中では、

全く消化できない出来事だった。

まあ色々あったが
私はその病院が好きで14年働いて辞めた。

その後、
夫の会社で働きながら、

様々な経験をさせて貰い、
今、ここにいる。

相変わらず、
おかしい!と思ったら、

すぐ口に出してしまうのは
変わらないけれど、

近頃は、
少し考えてから口にすることも

必要だと思うようになった。
私は、稲富鍼灸治療院の患者だが、

先日、先生方の会話から
学んだのだ。

その鍼灸は経絡治療といって、
脈診が診断の大きな柱になっていて、

鍼を打ち、脈を診て、
効果の診断をするのだが、

稲富先生曰く、

『パッと診てパッと口にしてはいけない。
変わるのに少し時間がかかる時もあるのです』

ふーむ。
こちらの鍼灸は、

終わった直後も楽になるけれど、
本格的に効果を感じるのは

治療院を出てからのことも
多いのだ。

人間、
パッとしてパッときて!みたいには

行かないのだ。ね。きっと。
そんなことがやっと、

わかりかけてきた気がする。

あの時の専務は
きっとわかっていたのだ。

妊娠者の夜勤が
どれほど看護婦の体と胎児の命を

脅かせているか。
だから机を叩いて怒ったのだ。

あれから40年近く経ち、
ようやくわかった。

だから少し
考えてから口にするように

しようと思う。
できるかな〜

TTMゆいの中野むつみでした。

今だからこそ!雪あかりの路

TTMゆいの中野むつみです。

昨日、小樽に行ってきた。

私が所属する
NPO法人小樽民家再生プロジェクトの

会議だった。
今の小樽はどうなっているのだろうか。

このNPOは、
小樽市民の石井さんが代表で

会員は、小樽市民の他
札幌市民が多い。

みんな
小樽の魅力に取り憑かれた人たちで、

まあ私もその一人だ。
だから、

小樽が心配だったのだけれど、
行ってみると不思議な感覚をもった。

本当に人が歩いていなくて
寂しいのだけれど、

そこに温かさが
あるのだ。

これが、
小樽の魅力なのだ。

コロナで観光客がいなくなり
本来の小樽の魅力が発揮された感じだ。

観光客が来ないと
小樽の経済は困るのだけれど、

このままの風景を
残したいと思った。

そして、
会議が始まり、

あーだの
こーだの

みんなで今後の活動について話していたら、
ひょんなことから、

今年の
【雪あかりの路】の話になった。

北海道の冬の祭典は
ことごとく中止だけれど、

小樽の雪あかりの路だけは
開催される。

どうしてだろうと
思っていたら、

それは、
そもそもなぜ雪あかりの路が

はじまったのか?
に、なった。

私は、
自分が呼び掛け人になってこのNPOを作り、

長らく代表も務めていたけれど、
小樽の『そもそも』を随分と知らない。

が、
仲間たちはそんな私を責めることもなく、

色々と
教えてくれた。

そして、
わかったのだ。

今だからこそ、
雪あかりの路を開催するのだ。

間違ってお知らせするとまずいので、
雪あかりの路のHPはこちら。

雪あかりの路とは

この中に書かれていたのは、

【雪の中にほのかにゆらめく
無数の灯りは、一人一人の祈りとなり、
願いとなる。】

『守りあい、隣り合い、
あいさつしあう愛』

ゆらめく、小さな灯をとおして、
このメッセージを日本中の一生懸命、
命を燃やし続ける人に向かって、

送り続ける。
だから、

今年も規模は小さいけれど
開催するのだそうだ。

そして、
この雪あかりの路は

小樽の市民たちが
自分の家の周りにも灯す。

ならば、
私たちも参加しよう!

と、会議の中で
突然決まった。

ここらあたりが
このNPOの楽しいところだ。

今回の雪あかりの路は
ひっそりと行われるから、

私たちもひっそりと
【旧寿原邸】を使ってやろう!

と、なったが、
写真の通り、


寿原邸は雪の中。
お隣の水天宮は雪かきが


行われているけれど!
寿原邸の、

この雪、どうすんの?
は、若者に任せて、

人のいない雪あかり。
本当の小樽の魅力を発信するのは

今しかない!
ピンチに見えていたけれど、

今はチャンス!
ヨッシャー!

皆さま、
雪あかりの路、

発信しますので
お楽しみに!

TTMゆいの中野むつみでした。

節分は2日!

TTMゆいの中野むつみです。

今年の豆まき節分は
2月2日なのだと昨日知った。

豆まきって
2月3日だと思っていたが、

そーじゃないらしい。
でも2日になるのは、

明治以来とのこと。
何か計算方法があるのだなあ。

で、
カレンダーを見てみたら

本当に2日だった。
今年の豆まきは

ちゃんとやらねば。
と、思っていたら、

友人の臼杵さんが
Facebookに、

雛人形の山田さんが、
『今年は必ず豆まきを!』と、

言っておられたと
書いていた。

雛人形の山田さんとは
雛人形収集家で有り、

雛人形の作者でもある方で
以前載せたことがある写真がこちら。


半端ない収集で
お宅で行われた展示を見て

すっかり
昔の世界へ魂が行ってしまった。

そして、
その時買ったのが

合わせ貝。

小さくて可愛くて
一目惚れだった。

その山田さんが
ひな祭り前後でまた展示会を開かれる。

雛人形って
不思議な魅力がある。

五段飾りや
七段飾りになったのは

本当に近年らしく
昔はお雛様とお内裏様の

二体だったとお聞きした。
山田さんは

雛人形の歴史にもお詳しいのだ。

実家にも
五段飾りの雛人形があったけれど、

実家を取り壊す際に
探したけれど見つけられなかった。

コロナのせいだろうか。
以前は、

あまり気に留めなかった二十四節にも
気が向くようになった。

最も
豆まきは欠かさずに行った。

実家は神道だったから
豆まきは重要な行事だった。

大豆は炒って
歳の数だけ食べる。

私は大豆が嫌いだったけれど
一桁の年の数は食べられた。

まあ二十くらいも
大丈夫だったが、

結婚したら
豆まきから大豆は消えて

殻付きピーナッツになり
子どもたちはチョコになった。

私は
どれも好きではないから

豆まきは
夫と子どもたちの

楽しそうな声を聞いて
満足していた。

今は夫婦二人で
寂しく豆まきだけれど

今年は夫に
力を入れて豆まきをして貰おう。

悪いものは退散せよ!

そして
我が家の紙の雛人形を

早めに出そうと思う。
義母が作った紙人形だ。

そして
横にはこの貝合わせを

飾ろう。

若い頃は
理屈屋だった私が

節分やひな祭りを
大事にしたいと思うようになったのは

歳のせいではない気がする。
人間の力なんて、

宇宙の中では
微々たるものなのだ。

科学一辺倒でいたら
何かを間違うと

思うようになった。
だから、

豆まきも
ひな祭りも

祈りながら
迎えようと思う。

鬼よされ
愛するものたちに幸あれ

と。
雛人形作者の山田さんが作った人形や

集められた雛人形に
強い魂を感じるのは

山田さん自体が
魂を込めて作り

集めているに違いないと
思う。

今年は
久しぶりに

豆まきに
大豆を少し買おう。

日本人は
大豆を食べて生きてきたから。

そういうことだよね?
なんて思っている。

TTMゆいの中野むつみでした。

雪とコロナ禍の中で

TTMゆいの中野むつみです。

雪が心配で、
早い時間の旭川行きライラックに

飛び乗っだが、
思いの外、

JRは順調で
良かった!

何せ近頃旭川にご縁ができて、
定期券を買いたいほどだ。

昔は、
Sきっぷフォーというのがあったけれど、

今は
ただのSきっぷしかない。

それでも、
往復自由席で5550円だから、

安いといえば安いか。
時間も1時間半だから

感覚的にはすぐそこだなあ。
昔、まだ高速道路もできておらず、

ふりこ特急もない頃は、
旭川出張は泊まりだったと

父から聞いたことがある。
最も、

今でも約束の時間で動く時は、
冬は泊まりが安全な距離。

だって、
JRもいつ運休になるかわからないし、

高速も
いつ降ろされるかわからない。

北陸道のような立ち往生になる前に、
北海道の高速は降ろすのだ。

なので本州の皆さま
コロナが落ち着いたら

是非冬の北海道にも
いらしてねー

雪のプロ集団ですから、
高速もJRも!

なので、
次回の旭川本番インタビューは

前日入りをすることにした。
ちょうど今日のインタビューは

扇松園の女将さんだ。
予約をしておこう!

宿屋の女将のインタビューは
宿泊場所を兼ねられるから

便利だなあ。
そして、

この旅館はあずましいのだ。
今日のインタビューでは、

何故扇松園はあずましいのか?!
がわかるはずだ。

なんて思いながら、
まずは扇松園向かいの

お稲荷さんにお参りし、
無事本番が撮れますように、

とお願いしようと思って
やめた。

そうだそうだ。
神社ではお願いはせず

ありがとうございます!
だった。

こちらのお稲荷さんは
鳥防止のため扉が付いていて、

扉を開けて鈴を鳴らし、
お賽銭を入れたら、

二礼二拍手一礼、
で、祝詞をあげる。

扉の内側に
祝詞が貼ってあるのだ。

で、
ありがとうございます。

と言って
もう一度二礼ニ拍手一礼。

そのおかげか
インタビューも無事終了した。

良かった!

旭川の買い物公園には
人が増えてきたけれど

中々日常は戻ってこない。
インタビュー終了後

女将さんと
色々話したけれど

女将さんの話に愚痴はない。
旅館業が

大変じゃあないわけがないけれど、
愚痴はない。

かと言って、
ホラも吹かない。

淡々と
受け入れながら

笑顔を忘れない女将だ。
その女将が

送ってくださった車の中で言った。

『中野さんも笑顔だよね。
笑顔って自分も元気になるよね』

本当にそうだ。
そして、

女将さんの着物姿も
肩の力が抜けている。

だから、
この難関を乗り越えられるのだなあ。

と、
思う。

さてさて、
インタビューの時間より

おしゃべりが長くなった。
外は灯がともされて、

真っ白い雪が
尚のこと美しい。

さあ帰ろう。
JRは遅れていない。

1時間25分で札幌である。

TTMゆいの中野むつみでした。