TTMゆいの中野むつみです。
皆さま、
鬼のねぐらをご存知ですか？
実は、
札幌の南区に
あるんですよー。
そこは、小さな山なのですが、
石の採掘場が
昔あったのでしょうね。
山に
洞穴が空いているのです。
ぽっかりと。
それが、
国道から見えるわけです。
ものすごーく昔から
ありました。
多分、私が子どもの時からです。
近くに公園もありますが、
その洞穴には、
誰も見に行ったことが
ない。
だってねえ。
ところが、
この休校で、
7歳と4歳の孫が、
『鬼がいるか、見に行く！』
と、言ったそうです。
なにせ、
悪いことをすると、
『鬼さんの穴に連れて行くよ！』
と、
母親から、
いつも怒られているから、
できることなら確認して、
否定したい。
と、
子ども心に
勇気を持って臨むことに
したんですね。
で、
兄弟で手を繋ぎ、
その穴に向かって
歩き出したそうです。
今年は雪が少ないから、
子どもでも歩けますし、
本当に国道のそばで、
公園風に道が整備されているんです。
娘から、
その林の中を
二人が手を繋いで歩く姿が
ラインで送られてきました。
その小さな背中に
決意と怖さが
見え隠れしていました。
きっと、娘は、
『お母さんは行かないからね！』
と、言ったのでしょうね。
写真は遠くから
撮られたものでした。
で、
その結末は、
『近くまで行ったら、
獣の足跡があったから、
熊だったら怖いから、
連れて帰ってきた！』
そうです。
きゃははは！
そりゃあ怖いわ。
鬼より怖い南区の熊。
昨年は、
熊さんのオンパレードで
南区は
住宅街まで、
熊さんがお目見えし、
集団下校まであったのですから。
今はまだ冬眠中とは思うけれど、
万が一があるからね。
きっと、
孫たちは、
洞穴が鬼の住処か
確認できなくて、
残念半分、
ほっとが半分だったと
思います。
まあ親にすれば、
もうしばらく
鬼さんの力を借りれそうで
良かったかな。
今日の札幌は
雪です。
その孫たちは、
家の原っぱみたいな庭で
雪遊びに
興じているそうです。
そうなんです。
庭にするには広すぎて、
原っぱになったままの敷地、
いつもはため息のタネだったのに、
絶好の子どもの遊び場に
なってるそうです。
孫たちは
公文もせず、
ピアノの練習もなく、
せいぜい、
親に怒られながら、
宿題をする程度。
あとは、
外で遊び呆けて、
夜になると、
親と段ボールで
工作に、
明け暮れているようです。
本州の6人の孫たちからも
日々の様子が送られてきます。
ストレスで、
親子ゲンカもあるみたいだけれど、
修復力もありそうです。
それにしても、
あの洞穴。
何が住んでるのかな。
札幌は南区、
支笏湖線に入る手前です。
ご興味がある方は、
是非どうぞ！
熊注意で。
TTMゆいの中野むつみでした。