師走に入り思うこと①

TTMゆいの中野むつみです。

今年は、
人生初!が多かった。

いえ、コロナのことでは
ございません。

私のこと。

まず、
着物を着られるようになって、

日常的に着物生活になったこと。
毎日、

叔母や祖母の形見の着物を着ていると、
心も体も柔らかくなっていく気がする。

まあそうだよねー
昔の着物は、

正真正銘
人の手で紡がれて織られたものだから、

優しいのだ。
そして、

その着物姿で
インタビューをたくさんさせて貰った。

65歳にして、
インタビュアデビュー。

人様のお話を聞かせて頂くのだから、
その度に私の心が磨かれていく気がする。

秋からは、
能の謡も習い始めた。

こちらも心の世界。
どうも今年は、

心がテーマだったようだ。

もしかしたら、
コロナで、

浮き足立った世界から
内面の静かな世界へ

気持ちが切り替わったのかも

知れない。
札幌は街中が沈んでいると

感じるのは私だけか。

クリスマスが近いのに
ジングルベルも鳴らず、

ボーナスでお買い物に出るのも
気が引けて、

こそこそ出かける感じだ。
自分も街中を歩いているのに、

『どーしてこんなに人がいるの?』
と思うのだから、

きっと
出かけている自分自身をも、

どこかで責めているんだろうな。
なんて考える。

で、
次の人生初は、

クリスマスリースを
買ったこと。

え?そんなこと?
ですが、

私にとっては
初なのだ。

基本的に
家を飾るセンスはなく

埃を被るものは
置きたくない。

ツリーは
子どもたちが喜ぶから

大きなツリーを買っていたけれど、
夫婦二人では

中々置く気になれなかった。
まあいいか、どーせ二人だし。

的な気分だったのだが、
新潟に住む高校のクラスメートの情報で、

完全生物、
手作りリースがあることを知り、

迷わず買うことにした。

さて、
届いたらどこに飾ろうかな。

と、部屋を物色。
マンションの玄関ドアでは、

木の香りを楽しめないし。
で、

居間の
神仏混合柏手パンパンチーン!

のところに
飾ることにした。

我が家には
神棚はあるが

仏壇はなく、
でも、神道の実家の御霊さまは

実家を取り壊す際、
我が家に転居して頂いたので、

いっぱいおられ、
義父母の写真や

叔母達の写真の前に
お燐を置いて、

毎朝、
柏手パンパンお燐をチーン!

が、
習慣なのだが、

私の亡くなった友人の中には
クリスチャンの方もいるので

このリースを飾ったら
その友人たちも

やってきてくれる気がした。

全て生だから
りんごも生。

香りは強くないけれど
静かに体の中に吸い込まれているようで

心が落ち着いてくる。
そっかー

クリスマスは
キリスト誕生の祝いだった。

静かに
平和で安心して暮らせる世界を

願う日だった。
リースを見ていて気が付いた。

よし!
たまには落ち着いた年末も良かろう!

リースを作ってくださった
横浜の矢島様、

ありがとうございます!

師走は感謝の月のようである。

TTMゆいの中野むつみでした。